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C@R129 英米 DRIVE MY CAR by R.A.D.D. (1994) [リレー・ヴォーカル 米国]

ザ・ビートルズのリマスター盤がようやく発売されて盛り上がっている今日この頃。わたくしももちろん購入して一通り聴きました。良い出来だと思います。各楽器や歌声の分離が良くなり、全体にライヴ感が増してました。しばらく眠っていたビーヲタの血がまた騒ぎだします。しまったまんまだったキャピトル盤のリマスターBOXなぞひっぱり出してきて聞き比べたりしています(笑。でもこのBOXセット、箱がでかすぎません?レコード・ラックにも入らないしCDラックをや。サイドボードにブランデーの瓶かなんかと一緒に並べておけ、とでも言うのでしょうか?結局盤だけ全部出してCDラックに入れて箱は押入れにしまっちゃいました。あと、これを機会に「LOVE」とかいうインチキ・アルバムがさっさと廃盤になるといいなあ(笑

そんな時流に乗って今回はご紹介しそびれていたこの曲を。

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Drive My Car by R.A.D.D.

R.A.D.D.というのは正式には、"Recording Artists Against Drunk Drivers"。つまりは飲酒運転撲滅を啓蒙する団体です。1986年に設立されて、有名芸能人らの啓蒙メッセージを米国のテレビ/ラジオで流していました。現在では賛同する有名人も増えて"Recording Artists, Actors and Athletes Against Drunk Driving"という名称になっています。そんな団体のテーマ曲に選ばれたのがビートルズの名曲=「ドライヴ・マイ・カー」。そう言えば1993年のポールの世界ツアー、オープニングがこの曲でしたねえ。12月には日本にも来て、生で本人が歌うこの曲を聴けるとはっ!てんで感激したっけなあ。ポールはこの曲の使用権をRADDに無償で提供したそうです。1994年2月7日に米国ABCテレビの「American Music Awards」内で豪華メンバーによるプロモ・ビデオが放映されました。ポールの出演場面は、同年1月下旬にロンドンで収録。ようつべで見れます→ http://www.youtube.com/watch?v=Cp41SH-fdLA

参加メンバーは…

Paul McCartney, David Crosby, Graham Nash, Little Richard, Ringo Starr, Los Lobos, Clint Black, Lisa Hartman Black, Travis Tritt, Trisha Yearwood, Phil Collins, Melissa Ethridge, Bret Michaels, "Weird Al" Yankovic, Clarence Clemons, Julian Lennon

英国人けっこういるけど企画自体が米国主導ぽいので米国枠で。ビートルズ関連でポールとリンゴとジュリアンという夢の競演。クレジットされていませんが、リンゴと一緒にいるのはこの年(1994年)の1月14日に心不全で亡くなってしまったリンゴとジョンの飲み友達=ハリー・ニルソン(Harry Nilsson)さんではないでしょか。2コーラスめは米国カントリー畑の大御所と女優さんを起用して米国一般在田舎庶民層へのアピールもはずさない所がさすがアメリカンビズ。一番飲酒運転しそーなのってこの層だもんね。故マイケル・ジャクソン氏のヒット曲替歌で一世を風靡したアル・ヤンコビックさんも参加してます。

この音源および動画は一般的には販売されず、RADDに寄付という形のメール・オーダーのみで、カセット・テープとビデオ・テープが頒布されたようです。画像は、プロモーション用に1994年に配られた"R.A.D.D. Awareness Message Project, Vol.3"(RADD-1994) というCD盤のジャケ表裏(拾い物)。多くの芸能人のメッセージと供にこの楽曲の音源が収録されているらしいですが、残念ながらわたくし未入手です。

その後いつ作られたのかは不明ながら、上記動画のカントリー勢が「and maybe I'll love you~」とリットした後に、廃車置場でヒップホップ系の方たち大勢の踊りをバックにたぶん有名な方であろうがたいのいいラッパーの人が元気にラップしまくった後短い早弾きギターソロ、という40数秒のシークエンスをはさんでドラム・フィル~フィル・コリンズさんの歌、という構成のロング・ヴァージョンも作られています。「やっぱりならず者っぽいこっちの層にもアピールしとかなきゃな」と思ったのですかね(笑。その動画はニコニコのここで見れます→ http://www.nicovideo.jp/watch/sm2798839 。ラッパーの人とギターの人が誰かわかる方いましたら教えてください。

R.A.D.D.は現在でも盛んに活動しているようで、オフィシャル・ページ→ http://www.radd.org/index.php の芸能人ページでは、ポールをはじめエアロスミスやチープ・トリック、ロン・ウッド氏などたくさんの賛同アーティストたちのメッセージが聞けます→ http://www.radd.org/cwo/About_RADD/RADD_PSAs こういうのって、いかにも酒飲み、ってイメージの人が言うほど効果がありそーだよね(笑

C@R128 米国 KING HOLIDAY (1986) [リレー・ヴォーカル 米国]

それまでの米国ではあたりまえだったブラック・ピーポーへの人種差別と戦い、地位向上のための「公民権運動」指導者として活躍、1964年アメリカ合衆国での「公民権法」成立に大きな役割を果たした故マーティン・ルーサー・キング、ジュニア(Martin Luther King, Jr.)牧師。その功績と栄誉を称え、ロナルド・レーガン大統領政権下の1986年、キング師の誕生日(1月15日)に近い毎年1月第3月曜日を「マーティン・ルーサー・キング、ジュニア・デー」(Martin Luther King, Jr. Day)=通称「キング・ホリデイ」として祝日とすることになりました。今回ご紹介するのは、そんな記念日制定を記念してリリースされたこの楽曲。

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King Holiday by King Dream Chorus & Holiday Crew

プロジェクトの中心となったのは、キング師のご子息=デクスター・スコット・キング氏。音楽面のプロデューサーは、カーティス・ブロウ氏とフィリップ・ジョーンズ氏。『全てのレコード売り上げ及び音楽出版から得るお金は~(中略)~アトランタ州のMartin Luther King Jr. Center for Non-Violence Social Change, Inc.(日本語にすると「非暴力社会変革機構基金」)に寄付されます』と明記されています。参加メンバーは…

KIng Dream Chorus
El Debarge, Whitney Houston, Stacey Lettisaw, Lisa Lisa, Full Force, Teena Marie, Menudo,Stephanie Mills, New edition, James (J.T.) Taylor

& Holiday Crew
Kurtis Blow, Fat Boys, Grandmaster Melle Mel, Run-DMC, Whodini

Musicians
Keyboards: Greg Phillnganes, Phillip jones, Steve Breck, Joe Joubert, Denzil ("Broadway") Miller, Guitar: Danny Harris, Bass: Tony Bridges, Drum Programs: Kurtis Blow, Phillip Jones, Flow Situation Greg Phillnganes

ブラック・ミュージックにうといわたくしには知ってる名前はちらほら。James (J.T.) Taylorさんはクール&ザ・ギャングの人。昔あっちのジェームス・テイラーさんと間違えてシングル盤買っちゃったことがあったな。

上記画像は日本盤7インチ・シングル(日本フォノグラム/マーキュリー7PP-202)。日本盤リリースは1986年3月21日。A面が4'56"のショート・ヴァージョン、B面は7'00"のロング・ヴァージョンを収録。動画は…

プロモが→ http://www.youtube.com/watch?v=kGKW3O6EpMo
ショート・ヴァージョン→ http://www.youtube.com/watch?v=mqmTZY-522g
ロング・ヴァージョン→ http://www.youtube.com/watch?v=qCzsKNDLLnI

ホイットニーさんたらあらお若い。

キング牧師は、1968年4月に白人の強盗常習犯により銃で暗殺されてしまいます。公民権運動を支持していた時のジョン・F・ケネディ大統領も法律制定前の1963年に、オープンカーでのパレード中に狙撃され暗殺されました。こういった厳しい歴史の上に、現在のオバマ大統領があるんですなあ。

最後に、キング師の誕生日祝日化にすごく熱心だったというスティーヴィ・ワンダー師匠がキング師に捧げた、1980年の名盤アルバム「Hotter Than July」からの一曲、「Happy Birthday」をどーぞ→http://www.youtube.com/watch?v=YNAy6Bhij8A

C@R112 米国 Stop THE MADNESS (1986) [リレー・ヴォーカル 米国]

1985年、時の米国大統領ロナルド・レーガン氏と奥様のナンシーさん=ホワイトハウスがスポンサーとなって、ドラッグ被害撲滅キャンペーンのために作られた楽曲。ナンシー・レーガン夫人は、1982年からアンチ・ドラッグ啓蒙キャンペーンに着手してまして、『Just Say No』というスローガンで呼ばれるそのプロジェクトは後年、ドラッグ問題だけにとどまらず、酒、タバコ、暴力や性的アレコレなど、若年層が誘惑にノリやすそうないわゆる『悪』に対して「ノーと言いなさい」啓蒙プロジェクトとして発展し、1990年代前半にナンシー夫人がキャンペーンの一線から退いた後も、形を変えて米国他の国々に受け継がれているそーな。

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Stop THE MADNESS by Various Artists

プロデュースと楽曲アレンジは、Michael Stokesさんという、米国R&B界では名の知れた方。楽曲書いたのはTim Reid, Michael Stokes, Sharon Barnes, Lathan Armourのみなさん。1985年12月にまず、著名映画スターやスポーツ選手が登場するプロモビデオがオンエアされ、翌年、楽曲のレコード・リリースとなりました。収益は"Entertainment Industrial Council, Inc"という1983年設立のテレビや映画、音楽、漫画などエンタティメント界におけるドラッグや暴力表現に対するガイドラインを示す民間非営利組織、のために使われたようです。参加シンガーは…

Ralph Tresvant (New Edition), Tim Feehan, Whitney Houston, Jon Burford, LaToya Jackson, Kimaya Koepke, Herb Alpert, Linda Stokes & Jackie Ball ( Magic Lady), Steve Arrington, Toni Basil, Tim Feehan, Tata Vega , Andre Crouch, Sandra Crouch

Band
Herb Alpert (Trumpet Soro), Lathan Amour & Chris Andrews (Synthesizer), Charles J. Fearing (Guitar), Terry Santel & Stix Hooper (Percussions)

Chorus
Sharon Barnes, Ricky Bell, Michael Bivins, Keisha Bogan, The Boys, Brian Brody, Jane Brody, Bobby Brown, Cheynne, Deanna D'Amico, Ronnie De Vog, Richard Donahue, David Evan Hahn, Sharon Hall, P. Jamil Howell, Colette Joel, Debra Killings, James Killings, Erick Nuquez, Chris Andrew Pelonis, Miles Ravel, Tori Reid, Shanar Ross, The New Edition, Dwan Smith, Nathan Utz, Shanice Wilson, Tim Wilson

動画はようつべの→http://www.youtube.com/watch?v=Z5zJvX3pIY4
ビデオに登場するセレブな方々は…

Lyle Alzado, Kim Fields, David Hasselhoff, Kareem Abdul Jabbar, Casey Kasem, Stacey Keach, David Kieth, Michele Lee, Daphne Maxwell, John Matuzak, Gerald McRaney, Jameson Parker, Nancy Reagan, Tim Reid, Arnold Schwarzeneggar

PVは、ドラッグ現場ドキュメントぽい映像が使われてますが、大部分は俳優さんたちによる再現ドラマ。その俳優さんたちがコーラスでも参加してます。ハープ・アルパート氏のペット・ソロにつづいて、シンガー組では、かなり若かりしホイットニー・ヒューストン嬢とラトーヤ・ジャクソン嬢が見れたり、「ミッキー(http://www.youtube.com/watch?v=M3Pnx6UdUj0)」の大ヒットだけで有名なトニー・ベイジル嬢ががんばってたりします。パーカスはクルセイダーズ抜けて数年のスティックス・フーパー氏。ビデオのみ出演のセレブ組では、何と言っても4分過ぎ、主役の女の子がドラッグと縁切ることを決めて、ブツやら用具やらを袋につめてゴミ収集車に捨てる…その横でうつうむいてる黄色いヘルメット。女の子が意気揚々と帰って行くのを見て、ちょっと歯並び悪いながら快心の笑顔で『OK!』とうなづく男…アーノルド・シュワちゃん。この頃は「ターミネーター」「コマンドー」で売り出し中でした。『OK!』ってのは捨てたドラッグ転売できるぜ、って意味の『OK!』じゃねーの?とふと思ったほど深い演技です(笑。あと、ファースト・レディ=ナンシーさんのお育ちよさそーな佇まい。ケイシー・ケイスン(ケイサム)氏は、古くからの洋楽ファンなら、「ラジオ関東全米トップ40」(湯川れい子さんとサカイさん、だっけか)でおなじみですね。残念ながらあのお声は聞けませんが3:49にお顔が映ります。

上記画像は米国版12インチ・アナログ・シングル(MCA-23614)。SIDE ONEに4:51ヴァージョン、SIDE TWOには7:09の(Dance Version)が収められています。ここで歌詞読めます→http://www.ep.tc/stopthemadness/ 比較的カンタンな英語詞となってます。このへんの気配り具合は米国人サスガだな、と思います。てなワケで最後に米国のアンチ・ドラッグ・コマーシャル(PSA)をいくつか…

http://www.youtube.com/watch?v=giGkt5oAhT0
http://www.youtube.com/watch?v=nMwxWHaZUro
http://www.youtube.com/watch?v=OLvqP2hptiQ&NR
http://www.youtube.com/watch?v=h9mQ_Lf41NY&NR
http://www.youtube.com/watch?v=dzykVhaEOPg
http://www.youtube.com/watch?v=pVRO_a6pQB8  ←グロ注意。閲覧は自己責任で

おまけ
http://www.youtube.com/watch?v=KFAN3wdlrJg ←犬にまで意見されるよーになると…
http://www.youtube.com/watch?v=rVLhP9CVyTw ←おいおい。これは……
http://www.youtube.com/watch?v=MsklXbvm8yI

C@R110 米国 Hawaii for Africa (1985) [リレー・ヴォーカル 米国]

昨年の下半期。わたくし的に運勢全般サイアクで、公私ともにぐっだぐだぐったり荒み放題…このブログの更新もまったくできずの状態だったんすが、ただひとつ、なぜか「レア・レコ遭遇運」(笑)だけは良かったよーで、荒みながらもたまの息抜きでネトオクとか覗くと、探してたレア・レコにめぐりあえるという状態がつづき、あきらめかけてたブツも含めて、未入手だった、または未紹介だった古めの「チャリティ盤@リレー・ヴォーカル」現物が意外と安めにいくつか入手できました。その頃は正直、レコード集めしてる場合じゃなかったんですけど、そこはマニアの習性で『レア・レコは、みつけたら買え、次は無い』の格言が染み付いてますんで(笑。今回からしばらくはそれらのご紹介をして、その後2006年に戻ります。

てなわけで今回のは、 チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界08.5 他各国で少しだけふれた1985年のアフリカ飢餓救済チャリティ盤 from ハワイ。

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The Way of Love by Hawaii for Africa

Singers
Felix Almestica, Irmgard Aluli, Haunani Apoliona, Gabe Baltazar, Kapono Beamer, Mahi Beamer, James Grant Benton, Ka'ula Kamahelr Benton, Tito Berinobis, Malani Bilyeu, Peter Bond, Jimmy Borges, Teresa Bright, Brother Noland, Charles Brotman, Melinda Caroll, Karen Cartwright, Robert Cazimero, Roland Cazimero, Chucky Boy Chock,Danny Couch, Nohelani Cypriano, Joseph De Santos Jr., Erin Dickens, Mackey Feary, Angela Fernandez, Brickwood Galuteria, Scott Galuteria, Loyal Garner, Jeff Gerona, Bobby Gonzales, Rachel Gonzales, DEnnis Graue, Maggie Herron, Frank Hewett, Gaylord Holomalia, Honolulu Skylark, Hutch Hutchins, Audrey Hyme. Kevin I. Nalani Jenkins, Henry Kapono Ka'aihue, Lahela Ka'aihue, Pam Ka'aihue, Ledward Kaapana, Sharon Kaapana, Emmanuel Kaehuaea, Lehua Kalima, Danny Kaleikini, Farrant Kamahele, May Kamai, Israel Kamakawiwo'ole, Kats, David Kauahikaua, Oliver Kauhane, Timothy Keanini, Karen Keawehawai'i, Marti Kerton, Iva Kinimaka, Jay Larrin, Melveen Leed, Frank Leto, Dean Lum, Shari Lyn, Kata Maduli, Steve Maii, Kenneth Makuakane, Donnie Martin, Aima McManus, Richard Natto, Alika Odom, Martin Pahinui, Manu Palama, Sky Perkins, Madeline Press, Greglinn Ramseyer, Ric, Cecilio Rodriguez, Marlene Sai, Sydette Sakauye, Jerry Santos, Frank B. Shaner, Dean Shimabukuro, Gail Mack Simmones, Sonya, MIhara Souza, David Talisman, Ryan Tang, Dave Toma, Palani Vaughan, Wayne Yoshimura

Band
Gabe Baltazar, Kapono Beamer, Wendel Ching, Dennis Graue, Gaylord Holomalia, David Inamine, Henry Kapono Kaaihue, David Kauahikaua, D.I. Pratt, Vemon Sakata

中心になったのは Alan Yamamoto という、お名前からすると日系の方。ハワイ芸能界の大物のようで、この方がエグゼクティヴ・プロデューサーを勤め、楽曲書いたのはHenry Kapono Kaaihue氏を中心に、David Talisman, Jay Larrin, Brother Noland, Mackey Feary, Andy Prestonの各氏。Hawaiian Lyricsが Haunani Apoliona と Mahi Beamer の両名。一応ジャケに書いてあるミュージシャン名全員打ちました。わたくしが知ってて、日本でも名の通ったハワイアン・ロック・ミュージシャンと言うと、セシリオ&カポノとカラパナのマッキー・フェアリーさんくらいなんすが、そのハワイアン・ロックの大御所二組のメンバーの方々がこのプロジェクトでもがんばっておられます。ホノルル・スカイラークって、バンドなんだか個人だかレストランだかわかんない名前も(笑。音楽的なプロデューサーはカポノさん。お名前を見てると日系らしき方々もチラホラ。Dean Shimabukuroさんて方はちょっと調べると、ハワイではかなり有名なベテラン・ミュージシャンらしいんですが、あの『ウクレレ界のジミヘン』=ジェイク・シマブクロさんとは何か縁戚関係あるのかな?

収益は、アフリカ難民と "Hawaii for Hawaii's Children"のために使われる、とジャケ裏に明記されています。ネット上では相変わらず一番詳しいのはこのページ→ http://www.dannycouchfanaddicts.com/hawaiiforafrica.htm だけ…このPVの完全版、見たいなあ…

画像は12インチ・アナログ・シングルのジャケ表裏。Island Pearl Record ってレーベルで型番 HFA1985 。Side:Aに7:00のヴァージョン、Side:Bに6:00のヴァージョンが収録されています。両者の違いは、7:00ヴァージョンで冒頭イントロにかぶせてあるハワイ語の語り部分を抜いただけみたい。音源置いてあるとこないんで、できとーに曲調紹介。ミディアムテンポでイントロ後いきなりサビ合唱始まり(もちろん歌詞はタイトル連呼)。バッキングの演奏およびコード進行がワム!の「ラスト・クリスマス」にそっくり!って言うとイメージ湧くでしょうか?サビメロは、これまたワム!の「ラスクリ」風味香ばしい、安全地帯の「悲しみにさよなら」サビメロをちょい洋楽風にくずした感じ…って…わかんないよねえ(笑。間奏はサックス・ソロ、ラストのサビは転調という王道パターン。

この楽曲の動画は見つからずなので、参加メンバーようつべ動画をいくつか…

セシリオ&カポノ http://uk.youtube.com/watch?v=JnxSxYwBvN8
カラパナ http://uk.youtube.com/watch?v=JBqPkXcHu68

最後は、ジェイク・シマブクロ氏が世界的ブレイクするきっかけとなった超有名なこれで。ア・ロ・ハ~~~
http://uk.youtube.com/watch?v=puSkP3uym5k

C@R109 米国 Do They Know It's Hallowe'en? [リレー・ヴォーカル 米国]

2005年10月11日リリース。「今までに発表されたチャリティ・ソング群にありがちな上から目線の恩着せがましさとか、歌詞内容に見られる西洋中心な世界観に対して抱いていたフラストレーションへの抵抗」として、主に1980年代以降デビューの若い世代の北米ミュージシャンやコメディアン、パフォーマーが集まって制作された楽曲です。

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Do They Know It's Hallowe'en? by North American Hallowe'en Prevention Initiative

替え歌とかパロディではなく、完全なオリジナル楽曲。曲を書いたのはNick Diamonds(Nicholas Thorburn) と Adam Gollner というカナダ人ミュージシャン。だから「ノース・アメリカン…」て名乗ってんのか。カナダ人ミュージシャンもけっこう参加してますが米国枠にします。プロジェクト名を訳すと「北米ハロウィン被害防止推進計画(イニシアティヴ)」ってな感じ?CDの収益は "TRICK OR TREAT FOR UNICEF"に寄付されると明記されています。この時期に敢えてスマトラだのカトリーナを持ち出さないところがヘソ曲がり(笑。参加メンバーは…

Arcade Fire's Win Butler & Régine Chassagne, Beck, Buck 65, David Cross, Dessert's Liane Balaban, Devendra Banhart (with Noah Georgeson, Jona Bechtolt & Luckey Remington), Elvira, Feist, Gino Washington, Les Savy Fav's Syd Butler Islands' J'aime Tambeur, Malcolm McLaren, Nardwuar the Human Serviette, Peaches, Postal Service's Jimmy Tomgorello(Dntel), Riko Kiley's Jenny Lewis & Blake Sennett, Greg Kursten, Roky Erickson, Sloan's Chris Murphy, Smoosh's Asya & Chloe, Sonic Youth's Thurston Moore, Sparks' Russell Mael, Subtitle, Sum 41's Stevo, Tagaq, That Dog's Anna Waronker, Wolf Parade's Dan Boeckner & Spencer Krug, Yeah Yeah Yeah's Karen O

NAHPI band
Guitar : Adam Gollner
Keyboards : Nick Diamonds
Bass : Steve McDonald
Drums : Joey Waronker

わたくしが知ってるのは、ベック、ソニック・ユース…くらいか…。数少ない古めの人に 『ロックンロール詐欺師』=マルコム・マクラーレン(笑、とスパークスのラッセル・メイル弟者がいるのがいかにもこのプロジェクトらしい。そんな楽曲のPVはようつべ消されたので、ここで→ http://www.collegehumor.com/video:1620327

全編アニメでミュージシャンたちの顔とかは登場しません。歌詞の内容は、乱暴に言うと「ハロウィンって怖いからやだよ」みたいな(笑。お子様層にも人気出そーな楽曲です。

リリース当時のプレスリリースがここ。歌詞は消えてるみたい→ http://web.archive.org/web/20070703181458/http://www.vice-recordings.com/halloween/index.html

画像は5インチCDで、(Original Version), (Radio Edit), (Disco D Remix), (Th' Corn Gangg Remix) の4ヴァージョンを収録。ちなみに4トラックめの(Th' Corn Gangg Remix)は、実際 4:54しかないのにジャケ裏には6:66 と表記されています。悪魔の数字ね=芸が細かい(笑。もひとつちなみに英文Wikiでは、この6:66 を気きかしたのか7:06 としてます。Wiki書いた人、たぶん現物聞いてないな(笑

P.S.
ずいぶん前のチャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界46 英国之拾四でご紹介したEverybody's Got A Crisis In Their Life by Simon Cummings の動画を、一昨日わたくしのブログを覗いてくださった方のおかげでようつべ上にて発見できました。クリフ・リチャード卿をはじめとしてジャスティン・ヘイワード、リック・ウェイクマン他各氏の勇姿をお楽しみください。あるとは思ってなかったんで、すげえウレシイっす。最近ようつべルール厳しいから消えちゃう前にチェキラッ→ http://uk.youtube.com/watch?v=h9ZkhX_GQ54

C@R108 米国 Heart of America [リレー・ヴォーカル 米国]

次にご紹介するのは、アメリカの一大事ってことで、アメリカでもっとも成功した実業家のひとりとされるTim Blixseth氏が音頭をとって、アメリカを代表するシンガーたちとともに録音された、アメリカ色いっぱいのハリケーン・カトリーナ被災者チャリティ・ソング。

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Heart of America by Eric Benét, Michael McDonald, Wynonna Judd, Terry Dexter with The First Full Gospel Baptist Choir of New Orleans

2005年11月1日CDリリース。その前に iTunes ストアで先行DL販売されてました。Tim Blixsethって人は、20歳代の頃ハリウッドにて作曲家活動を志すも挫折。30歳代に森林や不動産売買など始めたらこれがバカヅキ大当たりつづき。その後は、モンタナ州で富裕層限定のゴルフ・コースやスキー場を有する超高級山岳保養地クラブ「イエローストーンクラブリゾート」(ビル・ゲイツ氏も会員だそうな)のCEOとなり、『アメリカでもっともリッチな人物の一人』に数えられた人物でした。と、過去形になってるのは、さっきググったらこのクラブ、昨年の11月下旬に経営破綻してました…。あらら。昨今の経済危機は深刻なあ。ちなみにカトリーナの時にはティムさん、このプロジェクトの前にサクッと200万ドル寄付してます。

楽曲を書いたのは、Tim Blixseth, Edra Blixseth, Eric Benet, Walter Afanaseiff の4氏。エドラさんてのはティムさんの奥方。ただし、前述の「イエローストーンクラブリゾート」経営破綻前にふたりは離婚されてて、破綻時のクラブのCEOは奥様だったみたい。あららら。

ティムさんの呼びかけで、エリック・ベネイ、マイケル・マクドナルド、ウイノナ・ジャッドの各氏が集まり、ソプラノ声も欲しいということでテリー・デクスターさん追加。ティムさんの発案で90名のフル・オーケストラと実際に被害にあったニューオリンズのゴスペル・コーラス隊を起用という豪華な面子。音楽的プロデュースとアレンジは、マライア・キャリー嬢やセリーヌ・ディオン姉御との仕事で著名なWalter Afanasieff氏。

動画は、ようつべ見当たらずなので→ http://www.yallwire.com/player/heartofamerica.html  重いかな。

いかにもアメリカ合衆国!っつー感動のバラードです。マクドナルド氏の奮闘が目立つ(最初聞いた時、ジョー・コッカー氏かと思った…)。上記ジャケ画はアメリカ盤5インチCD。一曲=1トラックのみの収録(きっとリリース急いでたのね)。『このCDの収益は100% "Habitat for Humanity"(キリスト教精神に基づいて活動する、非営利の国際的なNGO)に寄付される』と明記されています。なお、この楽曲もC@R100 英米伊 Tears in Heavenでご紹介した「ハリケーン・カトリーナ」被災者への支援チャリティ・オムニバス2枚組アルバム『Hurricane Relief: Come Together Now』のディスク1、8曲目に収録されています。

さて、この他に、毎度おなじみマイケル・ジャクソンさんもハリケーン・カトリーナ救済シングルを出すよ~、と2005年9月頃からがんばっておりました。仮タイトル「From the Bottom of My Heart 」と発表されたその楽曲。参加アーティストも…

Jay-Z, Mariah Carey, Missy Elliott, R. Kelly, Wyclef Jean, Lenny Kravitz, Lauryn Hill, Mary J. Blidge, Yolanda Adams, Babyface, James Brown, Snoop Dogg, The O’Jays, Ciara…

と豪華な顔ぶれが発表されました。が、例によってマイケルさん、なんだかんだとゴタゴタがあり、結論から言ってしまえば未だリリースされず。なので一応経緯だけ。

2006年2月下旬、その頃マイケルのスポンサーだったバーレーン国のAbdullah Hamad Alkhalifa王子が、米ビルボード誌との電話インタビューで~タイトルは、英文Wikiで誤報された「I Have a Dream」(この件でもかなりゴタゴタ)ではなくて、「I Have This Dream」になりそう。リリース元は、王子の所有する"2 Seas Records"。参加メンバーは…

Snoop Dogg, R. Kelly, Ciara, Keyshia Cole, James Ingram, Jermaine Jackson, Shanice, Shirley Caesar the Rev., The O’Jays

など。あわせて、James Brown, Jay-Z, Mary J. Blidge, Missy Elliott, Lenny Kravitz は不参加~とコメントしました。

で、この「I Have This Dream」という楽曲。マイケルさんは、1999年11月の米TVガイド誌とのインタビューで「次のアルバムに入る予定の曲。ミレニアムのために、僕とCarole Bayer Sager と David Fosterで書いたんだ」と語っていましたが、その後、2001年発表の今のところのマイケルさん最新アルバム「INVINCIBLE」には収録されませんでした。翌2002年、AOLとTonosが主催して『マイケル・ジャクソンがレコーディングして恵まれない子供たちへのチャリティに使われる楽曲(アルバムにも入れるよ)の作詞コンテスト』を開催。40歳半ばのナッシュビル・ローカル・カントリー・ミュージシャン、Ric Kippさんという方が見事優勝しました。んなワケで、このコンテスト用にマイケルが制作した一分ちょっとのこの楽曲インスト断片と、Ricさんが作った歌詞は今でもネット上で発見できます。

I Have This Dream by Michael Jackson
歌詞→ http://www.metrolyrics.com/i-have-this-dream-lyrics-michael-jackson.html
音  → http://uk.youtube.com/watch?v=Cl_O_FN_O0s 編集して長くしてある。余計なサービスあり(笑

で、マイケルの「ハリケーン・カトリーナ」チャリティ・シングルがなかなかリリースされないことに疑問をもったのか、2006年1月19日付けの米FOXニュースがこのコンテストのことを蒸し返して取材。キップさんの言として『コンテストで勝ち残ったこの楽曲は2002年5月10日にリリース予定と言われてたんで、コンテスト終了後、ロスアンゼルスのスタジオまで録音の立会いに行ったら、1,500ドルくれたけど、キャロル・ベイヤー・セイガーさんは自分の書いた歌詞に固執、スタジオで何日か待ってたけどマイケルは現れず』ってな状態だったらしい(笑。さらにキャロルさんの言として『キップさんの歌詞は悪くなかったけど、やっぱり使えないんで私とマイケルで書き直した』とのこと…

テキトーな訳なんで、ちゃんと知りたい人はここ→ http://www.foxnews.com/story/0,2933,182147,00.html

なんだかね(笑。

C@R107 米国 COME TOGETHER NOW [リレー・ヴォーカル 米国]

ライヴ8も無事終わり、一息ついた間もなくの2005年8月下旬、今度は超大型のハリケーン「ハリケーン・カトリーナ」がアメリカ合衆国南東部を襲います。被災地域はバハマ、フロリダ南部、フロリダ北西部、ジョージア州、テネシー州、ケンタッキー州、オハイオ州、バージニア州、ウエストバージニア州、ペンシルバニア州、ニューヨーク州、カナダ・オンタリオ州東部と広範囲におよび、中でもアラバマ州, ミシシッピ州, ルイジアナ州の被害は甚大でした。とくに、アメリカ大衆音楽の聖地とも言えるルイジアナ州・ニューオーリンズは、町のほとんどが水没してしまった、と言っても過言ではないほどの大きな被害でした。

スマトラ沖では、この年の3月29日にもマグニチュード8.6の地震が再びおきて、津波被害をくりかえしました。世界的に水難の相が出ていた2005年。もともとはスマトラ沖地震・津波被害のために進められていたこのプロジェクトは、ハリケーン・カトリーナがもたらした音楽の都・ニューオリンズの惨状を目のあたりにした多くの著名米国人ミュージシャンたちも新たに加わっての大人数プロジェクトとなりました。米英他参加メンバー国籍混交ですが、ニューオリンズに敬意を表して米国枠。

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COME TOGETHER NOW by Various Artists U.S.A.

2005年11月21日リリース。曲を書いたのは、Damon Sharpe、Denise Rich、Sharon Stone、 Mark J.Feist の4名。シャロン・ストーンさんは、エイズ撲滅や人権問題などのチャリティに熱心なことで有名ですな。昨年の中国政府によるチベット弾圧に関してもきちんと正論語ってましたっけ。収益はこの4名で設立した「Come Together Foundation, Inc」 によって、スマトラ沖地震・津波被害とハリケーン・カトリーナ被害復興に寄付されました。参加メンバーは…

Céline Dion, The Game, JoJo, Jesse McCartney, Nick Carter (Backstreet Boys), A.J. McLean (Backstreet Boys), John Legend, Joss Stone, Mýa, Gavin DeGraw, Chingy, Wyclef Jean, Ruben Studdard, Stacie Orrico, Kimberley Locke, Anthony Hamilton, Patti LaBelle, Natalie Cole, Aaron Carter, Brian McKnight, Kelly Price, Angie Stone, Garou, Tren'l, Glenn Lewis, Lee Ryan (Blue), R.L. Huggard

Musicians
Mark Feist (keyboards, drums, Moog bass, synth programming), Steve Lukather (guitar), Abe Laboriel, Jr. (drums), Greg Phillinganes (acoustic grand piano), Strings were arranged and conducted by Bill Meyers

動画はYou Tubeの→ http://uk.youtube.com/watch?v=qTYonZw2_u4

ことがことだけに、浮わついた感じの無い厳かな感じの曲調。セリーヌさんの活躍がめだちます。新らしめの、わたくし的に知らない名前の方々が多いですが、ブライアン・マックナイト氏、ブルーのメンバー、バックストリート・ボーイズのメンバー、パティ・ラベル&ナタリー・コール大御所など、このシリーズ常連さんも。ジェシー・マッカートニーって人はアメリカ産の若手イケメン系シンガー&アクターだそうで、近年かなりの人気者。サー・ポール御大との縁戚関係は無いそうで、まあよかった。もしあったら、わたくしCDとか集めなきゃなんないし(笑。近年のマッカートニー卿ライヴで大活躍のセッション畑ドラマー、エイブくんの参加がビーヲタ的にうれしいです。

5インチCDはエンハンスド仕様で、"Come Together Now" (Main) と "Come Together Now" (No Rap) の2テイクの音源と上記You Tubeと同じミュージック・ビデオを収録。そーいえば昔の「Sun City」がそーだったけど、「ラップ抜き」ヴァージョンをわざわざ作るってーのは、ラジオのオンエアとかで、ラップ入ってると嫌がる層てのが米国にはまだ根強くいるんですかね?

この楽曲は、C@R100 英米伊 Tears in Heavenでご紹介した「ハリケーン・カトリーナ」被災者への支援チャリティ・オムニバス2枚組アルバム『Hurricane Relief: Come Together Now』のディスク2、17曲目にも収録されています。

C@R 94 米国 Wake Up Everybody [リレー・ヴォーカル 米国]

2004年。まずはこの年11月2日に行なわれたアメリカ合衆国大統領選挙への積極的な投票を呼びかけるために企画・制作されたリレー・ヴォーカル楽曲。前回2000年の大統領選で当選し、2001年の911を経て、アフガニスタン侵攻、2003年のイラク戦争開始と、自らを『戦争大統領』と称して再選を狙う共和党=ジョージ・W・ブッシュと、民主党からの反戦派リベラル候補=ジョン・ケリーとの戦いでした。

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Wake Up Everybody by Various Artists

楽曲は1975年、フィリーソウルのヴォーカル・グループ、Harold Melvin & the Blue Notesのヒット曲カヴァー。このグループには、『ヒゲ・ダンス』で有名なあのリフのオリジナル「Do Me」などをヒットさせたテディ・ペンダグラス(Teddy Pendergrass)さんも在籍してました。曲を書いたのはこの『チャリティ盤@リレー・ヴォーカル』シリーズでよく名前の出てくる McFadden & Whitehead。いかにもな題名ではあります。プロジェクトの言いだしっぺは Babyface氏と Russel Simmons氏。参加メンバーはR&B系、Hip-Hop系の方々が多いです…

Mary J. Blige, Brandy, Missy Elliott, Eve, Ashanti, Wyclef Jean, Monica, Jadakiss, Musiq, Jamie Foxx, Fabolous, Faith Evans, Jaheim, Floetry, Omarion, Raphael Saadiq, Revrend Run, Nate Dog, Claudette Oritiz, Julia Fordham, Jon B, S5, Mc Lyte, Ben Jelen, Akon, Marques Houston, Kristine W, Bonnie Mckee, Bilal, Miri Ben-Ari, Eillie Lawson, Babyface, Russell Simmons, Jonathan Lewis

Hip-Hop系全開という感じでわたくし的に未知の世界(汗。なぜかジュリア・フォーダム嬢がいるけど…。シングル盤は、ラジオ・オンエア啓蒙用のプロモしか作られてないらしい。で、この楽曲を頭に収録して『ACT (AMERICA COMING TOGETHER)』と『Wake Up Production』という米国の市民団体への支援を目的としたチャリティ・オムニバス・アルバムCDのジャケ表裏が上記の画像。全16トラックのオーディオCDとプロモ・ビデオやメイキングを収録したDVDの2枚組仕様です。PVはYou Tubeのここ。当時の公式サイトはこれ

アルバムにも上記MOBO系ミュージシャンのソロ楽曲が多く、これまたHip-Hop風味全開ですが、それらに交じって、ボニー・レイット姐御の楽曲とか、オノ・ヨーコさんが新録した「Give Peace a Chance 2004」(平うた部分を911の時のことなど、すべて書き換えて、ヨーコさんが朗読っぽく歌ってます。バック演奏は完全にHip-Hop。これはけっこうカッコいい)、レニクラ師匠デビュー期の名曲「Fear」の再録など、わたくし的におなじみミュージシャンもちらほら。ラスト楽曲は、ベイビーフェイス氏のプロデュースで1996年ヒットしたクラプトン御大の「Change the World」。なるほど。

ラス前15曲目の One Sound by TLK, Lady Saw, Wayne Wonder, Don Yute, Farena というラップ全開の楽曲もリレー・ヴォーカルに認定できる楽曲です。

当時、これらミュージシャン勢や、映画「華氏911」のマイケル・ムーア監督を筆頭とする反戦派有名人らに総スカン・キャンペーンをはられていた『戦争大統領』小ブッシュ。こりゃ絶対落ちる(落とす)だろーとわたくしも思ってたですが、豈図らんや、結局僅差で再選されてしまうとは…。アメリカってやっぱ広いんすねえ。ま、今年はこの人、出れないんでとりあえず一安心か(笑。
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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界87 米国之拾四 [リレー・ヴォーカル 米国]

ネトオクでみつけてしまった超マイナーなチャリティ盤@リレー・ヴォーカル。1992年米国リリース。

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RUNAWAY ANGEL by Various Artists

『The National Runaway Switchboard 』という、家庭や家族に問題があって、家出してしまった、または家出を考えている青少年少女たちをサポートするための情報システム・ボランティア団体への援助チャリティ盤。この団体は、家出者への安全な居住施設や食料、医療の斡旋と自殺防止メンタルケア、家族への連絡、調停、問題ある家庭への教育的指導など、幅広い活動をしているよーです。日本的に考えると家出はまず予防、って感じですが、ドメスティックバイオレンスが1980年代から問題になっていたアメリカなので、この団体も当初は、やっちゃったことはしょーがない、逃げて幸せになれるならそれも善…というフレキシブルなスタンスだったよーです。ググってみたら公式HPは現在not foundになってるけど。参加メンバーは…

Lead Vocals
Casey Lee Micheals(Kidd Comet),Julie and Mary Mitchell(The Starlettes), Tommy Lords(Felony), Steve Baker(Under Fire), Don St. Thomas(Schoolboy Crush), Terry Potts(Ma Kelley), Jon Paris(Mama Sez), Jimmy Bruhn(Funhouse)

Backing Vocals
Doug Diamonds(HiJinx), Jon Anderson(Mama Sez), Dean Robinson(HiJinx), Rick Sitgreaves(Stark Raven), Julie and Mary Mitchell(The Starlettes), Doug Shepard(Diamonds), Kenny Wilkerson(Nova Rex), Bobby Roxx Finchum(St. Finchum), Dave Thompson(Circus Circus)

Ad Lib
Steven David DeLong(Sweet F.A.), Mark "The Shark" Matthews(Sweet F.A.)

Keyboards
Dave Elbert(Mama Sez)

Guitar
Jon Anderson(Mama Sez),

Bass
Dave Dillard

Drums
Steve Zupan(Mama Sez)

Guitar solos
Jon Anderson, Jimmy Bruhn, Troy Seeles(Ma Kelley), Dave Donahoe, Darren Stroud(1991 Guitar Gunslinger Champion)

知ってる名前ありました?わたくし全員知りません(笑。アメリカのローカル・マイナーなハードロック/メタル系バンドの皆様のようです。バンド名を拾ってくと、Kidd Comet、The Starlettes、Felony、Under Fire、Schoolboy Crush、Ma Kelley、Mama Sez、Funhouse、HiJinx、Stark Raven、Diamonds、Nova Rex、St. Finchum、Circus Circus、Sweet F.A.の15バンド。ググるとMy Space持ってるバンドもちらほら。Sweet F.A.ってバンドが一番成功したっぽくて、MCAとCharismaというメジャー・レーベルから2枚のアルバム・リリースがあります。他のバンドはみんなインディーズ止まりのよう。Mama SezのJon Andersonって人ももちろんイエスのあの方とは同名異人(笑。レコーディング場所はインディアナポリスということで、その近辺のバンドが集まったみたい。最近の欧米ハードロック/メタル系もそこそこ詳しい友人にこれを聞かせたところ、彼もメンバー一人も知らずながら「これって中央線沿線のそこそこ人気インディーズ系ヘヴィメタバンドが集まってチャリティしました、ってノリじゃない?」と感想を述べました。言い得て妙(笑。

なワケで当然ネット上では音源、動画みつからず。なので曲調を説明しとくと、冒頭ピアノのミディアムテンポで普通なハードロック。リードギターは泣きと早弾き。サビは合唱。歌詞内容は一言で言うと「世間て冷たいけどあきらめんなよ」ってな感じで、良い曲です。CDのカップリングには、2人女性ヴォーカルらしきバンド、The Starlettesによる同曲のアコースティック・ヴァージョンを収録。

今回はYou Tubeへの音源リンクないんで、『The National Runaway Switchboard 』の最近(と思われ)の活動紹介ビデオを。ここここ。昨今では、家出した少年少女がホームレスになったり、自殺したり、性犯罪に巻き込まれたりということが社会問題化してるゆえ、家出する前に連絡しろ、とゆーニュアンスになってます。ヒップホップ・R&B系の有名レーベル、Def Jam Recordingsも一枚噛んでるよーですな。
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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界77 米国之拾三 [リレー・ヴォーカル 米国]

チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界57 米国之八のつづきデス。米国の音楽専門ケーブル・テレビ局"VH1"の主催で、1998年から2004年まで7回開催された女性ヴォーカル主体のチャリティー・ライヴ「VH1 Divas concert」の2001年からの4回分。

2001年度版の参加メンバーは…

Aretha Franklin, Backstreet Boys, Marc Anthony, Celia Cruz, Jill Scott, Nelly Furtado, Mary J. Blige, Kid Rock, Bishop Paul Morton & Choir, Stevie Wonder

2001年のDivas concert は、「The One and Only Aretha Franklin」というサブタイトルが付いているように、"The Queen of Soul" アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)のトリビュート企画として2001年4月10日ニューヨーク、Radio City Music Hall で開催されました(前回書き忘れましたが、2000年のも「A Tribute to Diana Ross」というサブタイトルがついてました)。アレサは第一回めのDivas でも中心的役割を果たしてましたな。この回は、バックストリート・ボーイズ、マーク・アンソニー、キッド・ロック、そしてスティーヴィー・ワンダーと男性陣の参加が目立ちます。

この年のファイナルは「Freeway Of Love」。アレサ1985年の大ヒット=グラミー獲得曲。Aretha Franklin, Mary J. Blige, Jill Scott, Celia Cruz, Nelly Furtado, Backstreet Boys, Stevie Wonder, Marc Anthony & Aretha Franklin's Band という面子。残念ながらこの時の動画がYou Tubeにはないので、アレサ自身のプロモを。あと、この年のコンサート動画で唯一残ってた宇多田ヒカル嬢のレポート

つづいて2002年は5月23日MGM Grand Las Vegasで開催。この年以降2004年までヴェガスでの開催となります。この年の模様はCDとDVDでオフィシャル・リリースされていて、DVDのパッケは↓

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2002年度版の参加メンバーは…

Ellen DeGeneres, Celine Dion, Anastacia, Cher, Cyndi Lauper. Dixie Chicks, Shakira, Mary J. Blige, Whitney Houston,Stevie Nicks

再び女性オンリー。アナスタシアとスティヴィー・ニックスはスペシャルゲスト扱い。この年のファイナルは、まず出演者それぞれソロで、ラス・ヴェガスとゆーお土地柄ゆえ、ゆかりあるエルヴィス・プレスリーのヒット曲メドレーをかまして(動画はここ)ます。これはオフィシャルDVDに収録された編集済画像で、実際は、アナスタシア 「監獄ロック」(Jailhouse Rock)→ディキシ・チックス「ザッツ・オール・ライト」(That’s All Right (Mama))→シャキーラ「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」(Always on My Mind)→スティヴィー・ニックス「思い出の指輪」(Wear My Ring Around Your Neck)→シェール「ハートブレイク・ホテル」(Heartbreak Hotel)→セリーヌ・ディオン「好きにならずにいられない」(Can't Help Falling in Love)、という順番だったそうな。最後は、AC/DCのカヴァー「You Shook Me All Night Long」大合唱。残念ながらこのファイナルの動画もないので、コンサート2曲目にセリーヌとアナスタシアで歌ったコラボで、セリーヌ姫のエアギター炸裂(笑)のヴァージョンがここ。ちなみにこの動画でリード・ギターで絡んでくるロックなお姉さんは、1997年に「Bitch」をヒットさせたメレディス・ブルックス(Meredith Brooks)嬢。

2003年もラス・ヴェガスのMGM Grand Las Vegasから。5月22日開催。「VH1 Divas Duets」というサブ・タイトルでコラボが多いです。後半はスティーヴィー・ワンダー御大へのトリビュートでスティーヴィーとディーヴァたちのデュエット・メドレー。参加メンバーは…

Beyoncé, Jewel, Celine Dion, Chaka Khan, Mary J. Blige, The Isley Brothers, Ashanti, Lisa Marie Presley, Pat Benatar, Whitney Houston, Bobby Brown, Tarralyn Ramsey, Stevie Wonder, Shania Twain

既出場組に加えて、ジュエルさんとかパット・ベネター姐御の姿も。リサ・マリー・プレスリーはエルヴィスの一人娘でマイケル・ジャクソンと結婚(約2年間)してたことも。この年シンガーとしてデビューしています。このコンサートではパット・ベネター姐御とこんなコラボも。スティーヴィー・ワンダーとディーヴァたちとのデュエットメドレーはここ。ファイナルは、Stevie Wonder, Whitney Houston, Mary J. Blige, Beyoncé, Chaka Khan, Jewel, Ashanti, Queen Latifah による「 Higer Ground」。上記動画でも9分過ぎから約1分くらい見ることができますが、ライヴ音声を約3分半、ジュエル嬢の綺麗なお姿を眺めながら楽しめるのがここ

2004年、最後のDivasもラス・ヴェガスのMGM Grand Las Vegasから。4月18日開催。ニューフェイス多めに面子を変えての起死回生狙い心機一転?

Patti LaBelle, Jessica Simpson, Cyndi Lauper, Debbie Harry, Eve, Joss Stone, Ashanti, Sheila E., The Pussycat Dolls (featuring Carmen Electra), Tom Jones, Blondie, Gladys Knight

この年の選曲を見るとコンセプトは、1970~80年代のヒット曲リヴァイバル(つまり日本で言うと懐メロ大会…)を前面に押し出したみたいで(ま、毎年それっぽいんけどさ…)、グラディス・ナイト、パティ・ラベル、デボラ・ハリー姐御と再編成ブロンディ、リンゴ・スター&オールスター・バンドにも参加していわたくしかなり大好き系パーカッションお姉様シーラ・E様らのディーヴァに加えて、黒一点のセックス・ボム=トム・ジョーンズ御大ら、ベテラン勢初登場組と、新進ニューフェイス組、ブルーアイド・ソウルの歌姫=ホセ・ストーン嬢、メンバーがころころ変わるけど、みんなえっちぽいお姉様軍団でぜんぜんおっけーなプッシーキャット・ドールズら、エンタメ係数濃い目な面子。オープニングはリレー・ヴォーカル=パティ・ラベル、ジェシカ・シンプソン、シンディ・ローパーによる1975年、パティ・ラベルのいたLabelleの大ヒット曲「Lady Marmalade」。あと、みつけた動画…ブロンディ&ホセ嬢コラボ「One Way Or Another」、トム・ジョーンズとプッシーキャット・ドールズのコラボで1985年、ミッキー・ローク主演映画「ナイン・ハーフ」中でせくすいーに使われてたランディ・ニューマン作、ジョー・コッカー歌唱楽曲カヴァー、「You Can Leave Your Hat On」、グラディス・ナイトとジェシカ・シンプソンのコラボでセヴンティーズの名曲「夜汽車よジョージアへ(Midnight Train To Georgia )」などなど見所満載。ファイナルは、パティ・ラベルがスモーキー・ロビンソンの名曲をカヴァーして、1984年映画「ビバリーヒルズ・コップ」がらみで大ヒットした「New Attitude」をPatti LaBelle, Cyndi Lauper, Debbie Harry, Joss Stone, Jessica Simpson, Sheila E., Ashanti, The Pussycat Dolls で合唱したようですが動画はみつからず。

てなわけでこのプロジェクト・シリーズは、2004年でめでたくお役目御免となりました。後半のラス・ヴェガスからの3年間はとくに、なんか日本で言うと「ミュージック・フェア」みたいな感じのゲーノーチックな構成ではありましたが(笑。「Save the Music Foundation」というプロジェクトは、現在もVH-1がひきつづき運営していて、全米のエレメンタリースクールに楽器を寄付したりしてるそうな。
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