チャリティ盤＠リレー・ヴォーカルの世界06 加奈陀

「We Are The World」のアルバムにも収録されていたカナダのアーティストたちによる一曲。

Tears Are Not Enough by Northern Lights

カナダでは12インチと７インチがリリースされていたようで、写真は12インチの表裏。アルバム「We Are The World」を最初聴いた時、USAのよりこっちの方がいい曲だなあと思いました。いかにもデヴィッド・フォスター作というきれいなメロディに、当時大ブレイク中のブライアン・アダムス、彼と曲作りでずっとコラボしていた元プリズム（日本の和田アキラさんとこのじゃないよ。カナダにも同名バンドがあっただよ）のドラマー、ジム・バランスが歌詞を付けています。

USA版が熱血シンガー多数で少々暑苦しく感じたのに比べて、カナダ版は落ち着いてる「大人」な印象を受けたのは、別に意識して選んでたワケでは無く、当時から自分が好きなアーティストにカナダ人が多かったからなのかな、と今になって思います。70年代にチャートを賑わせてたアン・マレーやゴードン・ライトフット、カナダを代表するSSWブルース・コックバーン、「ふれあい」の大ヒットで有名なAORのダン・ヒル、バンド系ではW・ダブルネックで有名だったプログレ・ハードな3人組"ラッシュ"や「それ行け！ウィークエンド」の"ラヴァーボーイ"のメンバーら、と、当時よく聞いてた人たちが参加しています。その他、カントリー畑、ジャズ畑からも、わたくしさえ名前を知っている有名どころ（オスカー・ピーターソンとか）がジャンル/世代を超えてコーラス参加していて、それも「大人」な印象の一因ですな。途中歌詞にフランス語が交じるのもお洒落だし（笑。

そして忘れちゃいけないニール・ヤングとジョニ・ミッチェル！プロモビデオで寄り添うようにツーショットしてるの見た時は感動しました。そのPVはYou Tubeの ここ。

090111追記： 上記リンク抹消のため、こちらへどーぞ→http://jp.youtube.com/watch?v=VJN3u1wAWIk

一つだけ残念なのは"ザ・バンド"のカナダ組が誰も参加してないんだよね～。

参加ミュージシャン詳細は以下の通り（米WIKIよりコピペ、一部編集）

Solo vocalists (in order)
Gordon Lightfoot
Burton Cummings
Anne Murray
Joni Mitchell
Dan Hill
Neil Young
Bryan Adams
Corey Hart
Bruce Cockburn
Geddy Lee (Rush)
Mike Reno (Loverboy)

Heard in Duos or Trios
Mike Reno with Liberty Silver
Carroll Baker, Ronnie Hawkins and Murray McLauchlan
Ve´ronique Be´liveau, Robert Charlebois and Claude Dubois
Bryan Adams with Don Gerrard
Salome Bey, Mark Holmes and Lorraine Segato
(Alfie) Zappacosta
Dalbello, Carole Pope and Paul Hyde

Chorus members included
Liona Boyd
John Candy
Tom Cochrane
Tommy Hunter
Kim Mitchell
Oscar Peterson
Paul Shaffer
Jane Siberry
Sylvia Tyson

Instrumentation & Production
David Foster - Keyboards, Producer
Jim Vallance - Drums, Engineer, Associate Producer
Paul Dean - Guitar
Steven Denroche - French Horn
Doug Johnson - Synthesizer
David Sinclair - Acoustic Guitar
Hayward Parrott - Engineer
Geoff Turner - Engineer
Bob Rock - Engineer
Humberto Gatica - Mixing Engineer

B面には一分ちょい短いショート・エディット・7inchシングル･ヴァージョンとA面より一分くらい短いインスト・ヴァージョン（ピアノによるメロ入り）が収録されています。