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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界72 米国之拾弐 [リレー・ヴォーカル 米国]

もう一つ、911の犠牲者に捧げるチャリティ企画(だったはずのもの)。マイケル・ジャクソンが2001年9月16日に表明したこのプロジェクトによる楽曲は、いろいろあってなかなか発表されず、翌々年の2003年10月27日からネットのダウンロード販売のみという形式で、2ドルで発売されました。

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What More Can I Give by Michael Jackson (and friends)
Todo Para Ti by Michael Jackson (and friends)

英文Wikiのここに事のあらましが詳しく書かれています。少し補足しときますと、この「What More Can I Give」という楽曲は、1999年に南アフリカ共和国の黒人解放運動指導者ネルソン・マンデラ氏と会談した時にインスピレーションを得て、1990年代のコソボ紛争に巻き込まれたアルバニア系住民に捧げる曲として1999年中にはすでに書き上げていたらしい。また、2001年はマイケルにとって、ソロ30周年という記念の年でもあり、9月7日と10日にニューヨークのMSGで「Michael Jackson: 30th Anniversary Celebration, The Solo Years」というイベント・コンサートを豪華ゲストを招いて大々的に開催しました。オノ・ヨーコさんも参加。あの "We Are the World" もクインシー・ジョーンズの指揮の下、Whitney HoustonやJames Ingram、Liza Minnelliなどの共演者らとともに披露されたそうな。そんなイベントの翌朝に事件が勃発。衝撃を受けたマイケルは、すぐに、"We Are the World"タイプの楽曲をチャリティとして制作することを発表。さらに10月21日には「United We Stand: What More Can I Give?」と題した911の犠牲者に対するチャリティ・コンサートをワシントンD.C.で開催。 James Brown, Al Green, Carole King, Rod Stewart, Bette Midler, America, Huey Lewis, Destiny's Child, the Backstreet Boys, Usher, Pink, 'N Sync, Mariah Carey, Aerosmithなどが出演。トリで登場したマイケルが「What More Can I Give」を初披露します→You Tubeのここ

この楽曲が通常のCDとして発売されなかった理由はいろいろ説があるようですが、情報を要約すると…

この時期のマイケルは、当時リリース前だったニューアルバム「Invincible」のプロモーション方法をめぐって所属の米国ソニー・レコードと対立状態。10月末にアルバムはリリースされましたが、マイケルの意向通りにシングルを発表できなかったり、アルバムの売り上げもいつもより振るわなかったことから「売れなかったのはソニーの宣伝が足りなかったから」「米国ソニーの社長Tommy Mottolaは人種差別の塊だ!」とソニーを提訴するまでの事態に発展しました。さらに、2002年中頃、この楽曲の制作資金を提供したMarc Schaffelという人物が、過去「ゲイ・ポルノ」の監督をしてた事が発覚。加えて1993年からたびたびゴシップ誌を賑わせてたマイケルの児童虐待疑惑…などなど、マイケルをとりまくネガティヴな要因が重なったことが原因のようです。2002年7月には、米国マクドナルドが店頭での特別販売を一度は決定しましたが、結局中止。結果、冒頭に述べたようにhttp://www.whatmorecanigive.com/ というオフィシャルサイト(現在は消滅)からネットのDL販売のみということになりました。911事件から2年以上経過しているのでチャリティ先は911関連ではなくマイケルの意向で決定された模様。Fox ニュースによると、オフィシャルサイトでアナウンスされていたチャリティ先に「The Oneness Foundation」「The International Child Art Foundation」などと共に「The HELP Organization」の名前があり、「The HELP Organization」は米国のかなり大きめな新興宗教団体「Scientology」の系列なので、911犠牲者のために集まったはずの多数のアーティストたちの善意は、知らず知らず一新興宗教団体の資金集めに加担させられるハメになる…と伝えています。マイケルは一時この団体にかなり入れ込んでたらしいけど、そうじゃない人にとって、これはちょっとヒドイよねえ…

で、参加メンバーは…

3LW, Aaron Carter, Alejandro Sanz, Anastacia, Beyoncé Knowles, Billy Gilman, Brian McKnight, Bryton, Carlos Santana, Celine Dion, Cristian Castro, Gloria Estefan, Hanson, Jon Secada, Joy Enriquez, Juan Gabriel, Julio Iglesias, Laura Pausini, Luis Miguel, Luther Vandross, Mariah Carey, Michael McCary from Boyz II Men, Michael Jackson, Mýa, 'N Sync,Nick Carter , Olga Tañón, Reba McEntire, Ricky Martin, Rubén Blades, Shakira, Shawn Stockman from Boyz II Men, Thalía, Usher, Tom Petty ,Ziggy Marley

セリーヌ・ディオン、インシンク、トム・ペティ、リッキー・マーチン、マライア・キャリー、シャキーラ、カルロス・サンタナ、フリオ・イグレシアス、ビヨンセ、ハンソンなどなどビッグ・ネーム揃い。スペイン語ヴァージョン Todo Para Ti も録音されていて、英語バージョンと参加メンバーが若干異なります。動画はYou Tubeのこことかmetacafeのここ。スペイン語ヴァージョンはYou Tubeのここ

上記画像はオフィシャルサイトに貼ってあったもの。ダウンロードできたのは3:36 (English version) のみで、この他に5:10 (English version) と4:38 (Spanish version) あり。

なんかグダグダなプロジェクトでしたな(苦笑。チャリティ先で一気にオチがついてしまって、後味悪いっす。楽曲もイイし参加メンバーも豪華なのにもったいないな…

次回は911関連まとめです。
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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界70 米国之拾壱 [リレー・ヴォーカル 米国]

つづいて事件の10日後、2001年9月22日に売れっ子ミュージシャン兼プロデューサー、ナイル・ロジャース(Nile Rodgers)の呼びかけによって、200人以上のアーティストやセレブリティが集いレコーディングされたこの曲。

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WE ARE FAMILY by Various Artists

1979年、シスター・スレッジによるヒット曲のカヴァー。楽曲コンポーザーの一人はこの企画の言いだしっぺナイル・ロジャースです。80年代には、あの「YMCA」と並んでディスコでのゲイ・カルチャーのテーマソング的な役割も果たしたこの楽曲。『人類愛』というテーマにぴったりな歌詞ではあります。ちなみに、90年代後半にはスパイス・ガールズもライヴのレパートリーとしてとりあげていて、昨年からの再結成ツアーでも歌っています。

このプロジェクトに参加したメンバー(ジャケ裏に紹介されている方々)…

May May Ali, All 4 One, Allure, Michael Amante, Amber, America Red Cros, Laurie Anderson, Ashford & Simpson, Nenard Bach, Afrika Bambaataa, Tyson Beckford, Polly Bergen, Stephen Bisshop, Jackson Browne, Lim Burrell, David Canary, Chic, Francesco Clemente, Coko, Jim Courier, Macaulay Culkin, E.G. Daily, Taylor Dayne, Taye Diggs, Carmen Electra, Quentin Elias, Faith Evans. FDNY, Roberta Flack, Jeffrey Gaines, Cynyhia Garrett, Leif Garret, Gina Gershon, Deborah Gibson, Rod Gilbert, Joel Grey, NIki Haris, David Hasselhof, Sophie B. Hawkins, Mark Jackson, Mick Jones, Mira Jovovich, K.C. & the Sunshine Band, Rahat Nusrat, Fateh Ali Khan, Angelique Kidjo, Eartha Kitt, Patti LaBelle, Queen Latifah, Kenny Lattimore, Spike Lee, Leon, Lisa Leslie, Ananda Lewis, Lisa Ling, Rebbeca, Lobo, Cheb Mami, Mario, Jesse L. Martin, John McEnroe, Joey McIntyre, Mike Miller, Stephanie Mills, Brian Stokes MItchell, Mathew Modine, Chante Moore, Ms Shabazz, NYPD, Joan Osborne, Rosie Perez, Richard Perry, Bernadette Peters, Kate Pierson, The Pointer Sisters, Maury Povich, Rev.Run, Denise Rich, Diana Ross, Deleon Richards, Darius Rucker, Marcus Schenkenberg, Fred Schneider, Molly Shannon, Gary Sheffield, Jamie Lynn Sigler, Sister Sledge, Erika Slezak, Richars Smallwood, Patti Smyth, Phoebe Snow, Angie Stone, Kt Sullivan, Tony Terry, Carl Thomas, Nestor Torres, Aida Turturro, Steven Van Zandt, Iyanla van Zant, Luther Vandross, Tata Vega, Vitamine C, Dionne Warwick, Martha Wash, Teresa Weatherspoon, Corey Williams, Deniece Williams, Montel Williams, Rick Yune

コピペ元発見できずで全部打ちました(笑。半分くらい、わたくし的に知らない人たちですけど知ってる名前はかなり豪華。オリジナルのシスター・スレッジを筆頭に、ロバータ・フラック、ディオンヌ・ワーイック、ナイル・ロジャースがいたシック、ダイアナ・ロス、ポインター・シスターズ、ルーサー・ヴァンドロス、クイーン・ラティファ、リトル・スティーヴン、ジャクソン・ブラウン、フィービー・スノウ、パティ・スミスといった大御所の方々。わたくし的に好きなアーティスト=ソフィ・B・ホーキンスステファン・ビショップ。ビートルズ関連で、リンゴ・スターのアルバム・プロデューサーとしてイイ仕事したリチャード・ペリー。懐かしいところでは、「哀愁でいと」(笑、のレイフ・ギャレット、「片想いと僕」のロボ、The B-52'sのケイト・ピアソン、山下達郎氏の曲を英詞カヴァーしてたデビー・ギブソン。ハリウッド映画女優陣では、『バイオハザード』シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ嬢や『ショーガール』、『バウンド』のジーナ・ガーション嬢がわたくし好み。ロックなテニス・プレイヤー、ジョン・マッケンロー選手とか以前ご紹介したクロアチア系ミュージシャン、ネナード・バッハ氏の名前もあります。あと、わたくしは誰なのか知らないながら、アラブ系と思われの方々のお名前がけっこうあるのも心和みます。

画像は5インチCDシングルの表裏。ジャケ裏には歌入りとインストの2ヴァージョン収録と書かれてるのに、盤には歌入り1トラックしか収録されてないのはなぜ?不良品?レアもの?(笑。また、このセッションの模様はスパイク・リー(Spike Lee)によって撮影されて、TV番組としての放映やDL販売はされていますが、ネットで無料で見ることはできない様子。なので、このプロジェクトをきっかけに現在まで、いわゆる『人類愛』をテーマに世界中の貧困地域に学校を作ったり、子供たちの教育組織や福祉を主眼に活動をつづけている『We Are Family Foundation』のオフィシャル・サイト内の『about us』→『ABOUT US VIDEO』で見ることができる活動紹介ビデオの最初と終わりで、この楽曲録音の模様を少しですけど見てください。

さらにこのプロジェクトは、つづいて同年10月、米国の子供たちに人気のあるTV番組や映画の人気キャラクター100(人?匹?種類?)以上の動画をフューチャーして、子供たちがみんなで歌う「WE ARE FAMILY」を制作。この映像は上記のオフィシャルサイトにてDVDで買えるようです。参考までに、その登場キャラたち(英文Wikiコピペ)…

Barney & Friends, Between the Lions, Sesame Street, Bear in the Big Blue House, Arthur, The Adventures of Jimmy Neutron: Boy Genius, Rugrats, Dragon Tales, The Magic School Bus, PB&J Otter, The Backyardigans, SpongeBob SquarePants, Dora the Explorer, Bob the Builder, The Book of Pooh, Stanley, Blue's Room, Blue's Clues, Clifford the Big Red Dog, Kim Possible, The Proud Family, LazyTown, Lilo & Stitch, Madeline, Little Bill, The Fairly OddParents, ZOOM, Higglytown Heroes, Dom Kids, Dom Show, Dom, Yogi Bear, Super Why, Word World, Wonder Pets!, Yo Gabba Gabba!, and The Muppets

ディズニー系とセサミストリートくらいしかわかんないが…買おう(笑。

そんな感じで、この事件以降、肩身が大幅に狭くなったアラブ系の米国在住の方々…You Tubeでそんなアラブ系のコメディアンの方々の自虐ネタばっかりステージinニューヨークの模様をみつけました。これとかこれとかこれとか。「まず名前で飛行機に乗れない」やら「乗っても近くの乗客が脅える」だのベタなネタでも観客かなりウけてます。こんな風に屈託なく笑えてるニューヨーカーがいるうちは、まだ米国は大丈夫かな、とも思ったり(笑。

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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界68 米国之拾 [リレー・ヴォーカル 米国]

ちょっと時系列無視して(アノ「事件」関連はこの後まとめて)2001年12月。主に米国のミュージシャンたちが「癌」と戦う患者さんや家族、医療機関を支援するためにたちあげた「One Less Tear」というプロジェクトのアルバムに収録された、この2曲。

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SAVE by Chuck Navasky, Mark Slaughter & Tia McGraff

BUILD OUR DREAMS by The One Less Tear Group(=Ted Lowere, Vern Johnson, Dale Russell, L.C. Greenwood, Robin Cole Sr., Nellie Briles, Calvin Lane, C. Danny Lewis, Stacey Woodson and Tony Curtis)

画像の5インチCDアルバムには全16曲収録。アルバム・タイトル「1 One Less Tear」、アーテイスト表記は「Brothers and Sisters United in the Fight Against Cancer」。上記楽曲を除く14曲は、趣旨に賛同したアーティストたちがソロやデュエットで楽曲を持ち寄っています。数曲の楽曲後半には、各アーティストやゆかりの人たちのの癌撲滅に向けてのメッセージがヴォイス・オーバーされています。詳しくは英文公式ページで。

アルバムに参加したメンバーは…

Kurt Angle, Nellie Briles, Carol Chase, Robin Cole, Dawn Coppola, Tony Curtis, Tony Dorsett, Cahal Dunne, L.C. Greenwood , Ken Griffey, Sr., Trevor Johnson, Calvin Lane, C. Danny Lewis, Ryan Marshall, Tia McGraff, Chuck Navasky , Vince Neil, Olivia Newton-John, Jim Peterik & Cathy Richardson, Ricochet, Eric Rigler, Dale Russell, Hal Schaefer, Kevin Sharp, Mark Slaughter, The Van Zants, Gabriella Weiser, Stacey Woodson

ざっとお名前拝見してもあまし知ってる人がいない(汗。オリヴィア・ニュートン・ジョン(上記リレー・ヴォーカルものには参加してなく、アルバム2曲目にNot Gonna Give Into Itの2000年全米ツアーでのライヴ音源を提供)とモトリー・クルーのヴォーカリスト、ヴィンス・ニール(この方に関してはCD添付のライナー読んでも、どの曲に参加してるのか今一不明。ただ1995年に幼い娘さんを癌で亡くされたことをふまえたメッセージをライナーに寄せてます)、あと米国の超ベテラン映画俳優トニー・カーティス氏(「BUILD OUR DREAMS」に参加されています)くらいかな…The Van Zantsてのは38 SpecialのDonnie Van Zantと80年代再結成レイナード・スキナード (Lynyrd Skynyrd) のJohnny Van Zantの兄弟コンビ(アルバム5曲目に "Alive" という楽曲を提供)。

上記公式サイトのここから、アルバム制作過程などいろいろ見れます。

わたくしの身内も含めて、友達や知り合い、そのご家族の方々で、「癌」と戦ってらっしゃる人たちはたくさんいます。現代に生きてる身として、不幸なことにすごく身近に感じてしまうこのテーマを支援する音楽プロジェクトって、ありそうでなかったな。一日も早く特効薬が開発されますように…
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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界66 米国之番外編 [リレー・ヴォーカル 米国]

Y2K以降の時系列に戻る前に、とても気になるレコードを海外オクでみつけてしまったので、ご紹介。チャリティ盤かどうかは不明なので番外編ということで。

PHILADELPHIA FREEDOM by Various Artists

サー・エルトン・ジョン、1975年の大ヒット曲をタイトル通りフィラデルフィア出身のアーティストたちがリレー・ヴォーカルで歌った作品。画像は12インチ・アナログ・シングルのレーベル面。SIDE ONEに7分06秒のロング・ヴァージョン、SIDE TWOに4分50秒のショート・ヴァージョンとロング・ヴァージョンのインスト版7分05秒が収録されています。当時の米国盤12インチ・シングルのほとんどがそうだったように白い無地穴あきスリーブに収められていて、ジャケットはなし。リリース元は"Collectables"、型番COL 12,000。レーベルに記載されている参加メンバーは…

The Hooters, Patti LaBelle, Tommy Conwell & The Young Rumblers, Grover Washington Jr, Pretty Poison, Phiris Hyman、Teddy Pendagrass、Robert Hazard, Jeff Lorber, Billy Paul, Jean Carn, Britny Fox, Bobby Rydell, Schooly D, Essra Mohawk, Sister Sledge, Billy Paul, Dee Dee Sharp, Tony Santoro

入手後いろいろネットで調べてみたところ、まず米アマゾンで、もちろんCurrently unavailableながら、この曲がトップに収録されている「Together」という、フィラデルフィア出身のアーティストたちのヒット曲を集めたらしいコンピ盤LPがリリースされていたことを発見。リリース元は同じ"Collectables"(アマゾンさんたら"COLLECTIBLES RECORDS"ってスペルちょっと間違ってるし(笑)。で、一番気になったのが、Original Release Date: 1983 となってるところ。現物のレーベル面には年の記載はまったくないので、困っていたんですが、本当に1983年としたらバンドエイド以前じゃないすか。もしかしてボブ・ゲルドフは、これ聞いてバンドエイド思いついたんじゃないか…などと妄想ふくらませたりして…

次にみつけたのが、まさにこの盤を載せていたディスコ・ミュージック紹介サイトdiscomusic.comここ。ここではリリース年が 198- となっています。うーむ。

米アマゾンではアルバム「Together」の収録曲とか詳細が載っていなかったので、その辺で攻めてみたら行き着いたのが、今はもう閉店されてしまったクラブ系レコードWEBショップ内のDATABASEページのここ。バッチリ収録曲一覧とLPのジャケ写真を拝める上、おまけに全曲1分ほどの試聴までできちゃいます。ただし、リリース年の記載はなし。

なので、今度は"Collectables"というレーベルを調べてみました。"Collectables Records"で検索すると、海外のレア盤専門ショップとかひっかかって面白かったですが、それはそれとして(笑、英文Wikiによると1981年にできたリイッシューに特化したレーベルのよう。Rhinoみたいなもんか。ネット検索でリリース・カタログ見たら、13th Floor Elevatorsやら1910 Fruitgum Co.だのBlue Oyster CultとかFreddie & The Dreamersかと思うとPercy Faithだったりで、ジャンル問わず膨大に(わたくしが見たサイトではCDリリース3,400種以上)リイッシューしまくってるよーです。しかしながら、この盤やアルバム「Together」に関する記録皆無。

で、あらためて「Together」の収録曲を見てみると、フィラデルフィア出身ならジャンル問わずって感じで、一般に連想されるフィリー・ソウル系アーティスト以外に、メタル系のシンデレラとかAOR寄りマイケル・センベロとかも入れちゃうのがこのレーベルっぽい。単なるご当地コンピなのか、はたまた何かの目的があってなのか?で、ふとひらめいて、収録曲のリリース年を調べてみました。

SIDE-A
Philadelphia Freedom (?)
The Hooters - And We Danced (1985)
Patti Labelle - New Attitude (1985)
Cinderella - Nobody's Fool (1986)
John Eddy - Jungle Boy (?)
Robert Hazard - Escalator Of Life (1982)

SIDE-B
McFadden & Whitehead - Ain't No Stoppin' Us Now (1979)
George Thorogood - Who Do You Love (1979)
Teddy Pendergrass - Close The Door (1978)
Sister Sledge - We Are Family (1979)
Jean Carne - Closer Than Close (1986)
Michael Sembello - Automatic Man (1983)

1983年以降にリリースされた楽曲が収録されている時点で、米アマゾンさんの1983年説は却下です。一番新しい楽曲が1986年なので、それ以降なんだろーなー。ちなみにアルバムのカタログ・ナンバーは COL-8000。12インチと4000も離れているのはなぜ?。リイッシューばっかりの"Collectables Records"が、なぜフィラデルフィア出身のビッグ・ネーム含めたアーティスト集めてご当地ソングのリレー・ヴォーカル版を新録音したのか?。なんかお題目があったのか?。この面子なら、けっこう話題(もしくはヒット)になりそうなのにネット上でぜんぜん情報がないのはなぜか?…などなど、疑問が果てしなくふくらみます(笑。

とりあえずわたくしの調査では上記以外の有用な情報は、英文サイト含めてネット上でみつからない現状です。以前ご紹介した1985年のシアトルのGive Just a Little by SEATTLE HELPS THE HUNGRYみたいな例もあるので、ひょっとしたらチャリティ盤の可能性(地元フィラデルフィアの何かのためのチャリティとかね)も…いずれにせよアルバム「Together」はぜひ入手せねばなりませんね(笑。このページをお読みの方で、このLP持ってる、とか、リアルタイムで知ってる、とか、何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示ください。

てなワケで、この録音の動画も当然見つかってないゆえ…

御大エルトン師匠、ディスコでカラオケ。You Yubeのここ


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界61 米国之九 [リレー・ヴォーカル 米国]

バンドエイドやUSA for AFRICAなどと同時期に同趣旨でリリースされていて未紹介ものの一枚。

Do Something Now ! by THE CAUSE

1985年4月リリース。THE CAUSEとは"Christian Artists United to Save the Earth"の略で、チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界54 米国之六でご紹介した「Carry the Light」と同じようにContemporary Christian Music(略してCCM)というジャンルの米国人ミュージシャンたちが集まって、アフリカをはじめとする難民救済のチャリティ目的でレコーディングされた楽曲です。参加ミュージシャンは…

Amy Grant, Larry Norman, Kathy Troccoli, Russ Taff, Evie Karlsson, Phil Keaggy, Scott Wesley Brown, Michele Pillar, Steve Camp, Sandi Patti, Russ Taff, Dana Key, Mylon LeFevre, Jessy Dixon, Steve Taylor, Matthew Ward, Second Chapter of Acts, Sheila Walsh
以上がソロをとるシンガーたち(だいたいリレー順)

コーラス隊として…
Angie Lewis, Kim Perry, Geoff Moore, Lanny Wolfe, Candy Hemphill, Ed DeGarmo, DMB Band, Sue Dodge, Karen Kelly, Cam Floria, Pete Carleson, Billy Crockett, Chris Christian, Gary Chapman, Rob Frazier, Bobby Jones and Newlife, Tami Gunden, Larry Bryant, Flo Price, Glad, John Fischer, Owen Brock, Jim Murray, Shirley Caesar, David Meece, Sherman Andrus, Phil Keaggy, Lisa Whelchel, Robin Crow, Pam Mark Hall, Brown Bannister, Billy Sprague, Doug Oldham, Amy Fletcher, Michael Card, Steve Green, Silverwind, Connie Scott, Rick Cua, Glen Kaiser, Dennis Agajanian, Bob Farrell, Morgan Cryar, Bill and Gloria Gaither, Found Free, Rusty Goodman, Gary McSpadd

知ってるのは…エイミー・グラントだけかな(汗。「Carry the Light」(1988年)参加の方々も何人かいらっしゃいますね。プロデュースと曲作ったのはスティーヴ・キャンプ氏。動画はネット上でみつからず。歌詞は、参加ミュージシャンの一人、スティーヴ・テイラー氏のファンサイトのここに。"Wake up, America, they're dying while"とか、かなり直接的な歌詞ですな。ちなみにスティーヴ・テイラーって人はこんな歌歌ってる人。これもCCMなのかな(笑。曲調は、なんて言うか、ジャーニーのバラードにありがちなパターンの産業ロック調にゴスペル混ぜた感じ?ネット上でこの楽曲のmp3を置いてあるとこみつけましたが、ま、アレなんで直リンはしません(笑。聞きたい方は"Steve Taylor"で検索すると吉。

画像は7インチ・アナログ・シングルの表裏。レコード盤は両面ともSide-Aで、同じテイクが収録されています。「extended version」を収録した12インチ・アナログもリリースされました。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界57 米国之八 [リレー・ヴォーカル 米国]

米国の音楽専門ケーブル・テレビ局"VH1"の主催で、1998年から2004年まで7回開催された女性ヴォーカル主体のチャリティー・ライヴ「VH1 Divas concert」の第一回めは、1998年4月14日にマンハッタンのビーコン・シアターで行なわれました。チャリティ目的は、「米国の公立学校における音楽教育の復活と充実」だそうで、"Save the Music"というプロジェクト名。

1998年度版の参加メンバーは…

Mariah Carey, Gloria Estefan, Shania Twain, Aretha Franklin, Celine Dion, Carole King

1998年の生中継オンエアは、それまで13年間のVH1の歴史でもっとも高視聴率を獲得。全米で2千万人以上の人々がこのオンエアを観たそうな。クイーン・オブ・ソウルのアレサ・フランクリン、元祖女性SSWキャロル・キングを軸に、当時大ブレーク中のマライア・キャリーとセリーヌ・ディオン、元マイアミ・サウンド・マシーンの南米キューバ出身グロリア・エステファンとグラミー常連のカナダ出身シャナイア・トゥエインという顔ぶれ。このコンサートの模様はオフィシャルでCDとビデオ/DVDがリリースされています。ラスト3曲がコラボ~全員集合楽曲。

You've Got a Friend by Celine Dion, Gloria Estefan, Shania Twain & Carole King
動画はYou Tubeのここ
1971年、ジェームス・テイラーの大ヒット曲として有名なキャロル作の名曲を彼女のピアノと4人のリレー・ヴォーカルで。この曲大好きです。
(You Make Me Feel Like) A Natural Woman by The Divas
動画はYou Tubeのここ
アレサとマライアが加わって、キャロルがアレサに書いた1967年のこれまた大ヒット曲。これだけ歌唱力ある人たちが好き勝手(じゃないんだろうけど(笑)歌ってて壮観。
Testimony by The Divas
動画(音声のみ)はYou Tubeのここ
ゴスペルの定番ソングだそうで、アレサ主導の豪華合唱。アレサの独壇場。

翌1999年は4月13日に前回と同様ビーコン・シアターで開催。前年とはガラッと顔ぶれを変えています。この年の模様もオフィシャルでCDとビデオ/DVDをリリース。

1999年度版の参加メンバーは…

Tina Turner, Elton John, Cher, LeAnn Rimes, Brandy, Faith Hill, Whitney Houston, Mary J. Blige, Chaka Khan

ティナ・ターナー、チャカ・カーン、シェール、ホイットニー・ヒューストンといった大御所に、リアン・ライムス(彼女が大活躍だった2000年公開の映画「コヨーテ・アグリー (Coyote Ugly)」はかなり好き)、当時ブレイク中のヒップホップ系メアリー・J・ブライジとカントリー&ゴスペル系フェイス・ヒル、 R&B系ブランディ。プラス、女の中に男が一人(笑、状態のサー・エルトン・ジョン(でも違和感ない…かな?)という顔ぶれ。ファイナル楽曲で、チャカ・カーンが1978年にヒットさせ、1992年にホイットニーがカヴァーしたこの曲をほぼ全員でコラボ~合唱しています。

I'm Every Woman by Whitney Houston, Chaka Khan, Faith Hill, Brandy, LeAnn Rimes & Mary J. Blige
動画はYou Tubeのここ
わたくしの大好きな1960年代ティストたっぷりな1997年のおバカ映画「「オースティン・パワーズ(Austin Powers)」でヒロインを演じた英国出身のフェロモン系女優、エリザベス・ハーレイ(Elizabeth Hurley )嬢が紹介役をやってるのもポイント高い(笑。ベテラン勢のティナ、シェール、エルトンが不参加なのは疲れちゃったのでせうか?

第三回めの2000年は4月9日、ニューヨーク=マディソン・スクエア・ガーデン。生中継はなく二日後の11日に録画でオンエア。出演メンバーは…

Mariah Carey, Donna Summer, Faith Hill, RuPaul, Destiny's Child, Diana Ross

既出組のマライア、フェイス・ヒルに加えて、御大ダイアナ・ロスとドナ・サマーが登場。セレブ系スーパーモデル&ドラァグ・クイーンのルポールと、今をときめくデスティニーズ・チャイルドが参加。ダイアナ・ロスが当日の出来に納得できなくてCD、DVDのオフィシャル・リリースもされていない、との説も…。そんなコンサートでのリレー楽曲はラス前のこれ↓

Ain't No Mountain High Enough by Diana Ross, Faith Hill, Mariah Carey, Donna Summer, Destiny's Child, RuPaul & The Supremes
動画はYou Tubeのここ
ダイアナ・ロスの1970年の大ヒット曲。確かにダイアナさんたら、あんまり声出てないかも。

この後も2004年まであと4回コンサートは開催されますが、オフィシャルでCD/DVDがリリースされたのは2002年のコンサートのみ。その盤、わたくし未入手ですので現在海外より取り寄せ中。2001年からのつづきはこの「チャリティ盤@リレー・ヴォーカル」が2001年に到達したときにいずれまた、とゆーことでここはひとつ…(汗。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界55 米国之七 [リレー・ヴォーカル 米国]

1998年リリース。米国の主にカントリー&ウエスタン・チャートで人気のあるミュージシャンたちが集い、難病の研究/支援のためにナッシュビルで録音された楽曲。

One Heart at a Time by Various Artists

特に白人、ユダヤ人に保因者が多いとされ、その人種の子供たちやヤング・アダルトの死因最上位を占める遺伝性疾患の難病=「嚢胞性線維症 のうほうせいせんいしょう (Cystic Fibrosis)」の研究と患者や家族を支援するためのチャリティ・プロジェクトとしてリリースされた楽曲。

参加アーティストは…

Garth Brooks, Michael McDonald, Olivia Newton=John, Bryan White, Faith Hill, Neal McCoy, Billy Dean, Victoria Shaw

プロジェクトの提唱者として曲を書いたのは、米国カントリー・ミュージック界の大物女性シンガー・ソングライター、ヴィクトリア・ショウ。リレー・ヴォーカルのシンガーとしてガース・ブルックスやフェイス・ヒル、マイケル・マクドナルド、オリヴィア・ニュートン=ジョンなどの大物が参加しています。PVも作られましたがネット上では発見できず。ここから米アマゾン経由で30秒ほど音源試聴できます。動画からの画像キャプはオリヴィアのファンサイトのここにいくつか。

5インチ・シングルCDで1トラックのみ収録。一般レコード店の他に、ウォルマートやKマート、ブロックバスターなど全米でチェーン展開しているスーパーやアウトレットでも3ドル49セントの安価で販売され25万枚以上の売り上げがあったそうな。全米チャート的には50位いかないくらいの結果でしたが、ビデオ販売も併せて、けっこうな金額が寄付できたらしいです。

てな感じで、今年のわたくしのブログ更新は今日のが最後となります。読んでくださった皆様ありがとうございました。来年も相変わらずまったりと続けていきたいと思いますので、よろしくです。何の脈絡もなく今年一年の締めくくりとしてこれ置いときます(笑。

それでは皆様、良いお年を。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界54 米国之六 [リレー・ヴォーカル 米国]

メリー・クリスマス!とゆーことで、今回はご紹介しそびれていた、とゆーかこの日のためにとっておいた1988年リリースのこの楽曲を。

Carry the Light by Artists and Friends

歌っているのは、Contemporary Christian Music(略してCCM)というジャンル、すなわちクリスチャン的アプローチを前面に出して活動しているミュージシャンたちの音楽、に属するアーティストたちです。録音は、1988年4月13日テネシー州ナッシュビル。収益はミッション、つまり宣教のために使われるそうな。

参加シンガーは…

Dallas Holm, Twila Paris, Wayne Watoson, BeBe and CeCe Winans, Margaret Becker, John Schlitt, Sharon Batts, Take 6, Michael W. Smith, Steve Green, Steve Camp, Larnelle Harris, The Gaither Trio, First Call, DeGarmo and Key, Mylon LeFevre & Broken Heart, Greg X Voltz

勉強不足ゆえ、Take 6以外どの方も初めて聞くお名前ばかりで恐縮です(汗。画像はこの楽曲をトップに置いたオムニバスのカセット・アルバムのジャケ。CCMアーティスト15組全15曲収録のうち一人だけ名前知ってたのがDebby Boon(この楽曲の邦題はあんまりだ(笑)。ま、クリスチャン・ミュージックと言っても歌詞に「Jesus」や「Lord」がよく出てくる他は、普通のポピュラー音楽と変わらず、音の方もAOR風だったりハード・ロックだったりC&Wだったりプログレ風だったり、とヴァラエティに富んでてなかなか楽しめました。

で、この楽曲のPVはYou Tubeのここ。クリスマス・ソングではないけど、この日に聞くのにピッタリな一曲です。クリスチャンでもないわたくしが、こーゆー曲を聴いて敬虔な気持ちになる、ってのも日本人ならではの醍醐味ですな(笑。ここで歌われている Light とゆーのは、Torch 、いわゆる聖火みたいなもんで「Carry the Light」とはつまり、聖火を運べ、意訳すると「聖なるイエスが灯した聖火=福音を全世界に宣教しよう」的な、キリスト教ならではとゆーか、異教徒からすると「いらぬお節介」的な主旨ではあります(苦笑。

この楽曲は、先にYou Tubeで動画をみつけて、なんとか入手したいと思い、海外オクに張り込みかけてやっとひっかかったブツです。できればCDかレコードが良かったのだけれど…。それらにはまだ遭遇していないので、リリースされているのかは不明です。

おまけで、わたくしの好きなクリスマス・ソングをいくつか…誰が歌っているかは見てのお楽しみ~

Oh Holy Night
Have Yourself A Merry Little Christmas
Do You Hear What I Hear?

それでは皆様、どうぞ楽しいクリスマスを!



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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界31 米国之伍 [リレー・ヴォーカル 米国]

1990年8月2日、イラクのクウェート侵攻を機に、米国が中心となり、30ヶ国におよぶ多国籍軍(連合軍)の派遣を決定。1991年1月17日にイラクを空爆した事ではじまる、いわゆる「湾岸戦争」に派兵された兵士たちを勇気づけるためのチャリティ・ソング。レコーディング参加者も米国主導。1991年2月28日に米FOXテレビでメイキングとPVがオンエアされました。支援先は国際赤十字。

Voices That Care by Voices That Care

作曲は David Foster, Peter Cetera。作詞はこの年の6月にデヴィッド・フォスターと結婚することになる Linda Thompson。デヴィッド・フォスターはこのプロジェクト全体の中心人物でもあります。まずはPVを見てください。You Tubeのここ。動画後半では、実際に戦地でこのPVを見た連合軍兵士たちが感想を述べています。

有名ミュージシャン、ハリウッド映画俳優、テレビの人気者、著名アスリートたちが、この手の企画で一曲の楽曲としてはおそらく最多人数参加しています。以下、参加メンバーを英文Wikiからコピペ、一部編集…

Lead vocalists

Michael Bolton
Garth Brooks
Bobby Brown
Peter Cetera
Céline Dion
Kenny G
Amy Grant
Jani Lane
Little Richard
Kathy Mattea
Gunnar Nelson
Matthew Nelson
Pointer Sisters
Brenda Russell
Will Smith
Randy Travis
Ralph E. Tresvant
Luther Vandross
Warren Wiebe

Choir Members

Marcus Allen
Paul Anka
Catherine Bach
Deborah Benson-Wald
Brian Bosworth
Downtown Julie Brown
Jimmy Buffett
Gary Busey
Nell Carter
David Cassidy
Peter Cetera
Chevy Chase
Candy Clark
Clarence Clemons
Kevin Costner
Cindy Crawford
Billy Crystal
Ted Danson
Rick Dees
Micky Dolenz
Sheena Easton
Sally Field
Richard Gere
Debbie Gibson
Whoopi Goldberg
Janet & Wayne Gretzky
Harry Hamlin
Mariel Hemingway
Marilu Henner
Orel Hershiser
Vinnie James
Al Jarreau
Carol Kane
Bugs Bunny
Joanna Kerns
Don King
Mark Knopfler
Martin Kove
Louie Louie
Jon Lovitz
Ali Mac Graw
Melissa Manchester
Kathy Mattea
Peter Max
Alyssa Milano
Dudley Moore
Jeffrey Osborne
Donny Osmond
Michelle Pfeiffer
Sheryl Lee Ralph
Helen Reddy
Paul Rodriguez
Kenny Rogers
Kurt Russell
Katey Sagal
Fred Savage
Jane Seymour
William Shatner
Nicollette Sheridan
Brooke Shields
Sissy Spacek
Stephen Stills
Meryl Streep
Alan Thicke
Linda Thompson Jenner
Tiffany
Michael Tucker
Mike Tyson
Blair Underwood
Jean-Claude Van Damme
Lindsay Wagner
Warrant
Warren Wiebe
Billy Dee Williams
Paul Williams
Henry Winkler
James Woods
Gary Wright

バッキングは、デヴィッド・フォスターがキーボード、シンセ・プログラミングがSimon Franglen、アコギがDean Parks、サックス・ソロはケニー・G、ギター・ソロはマーク・ノップラー。

PVにはバスケットボールのコートで歌う Michael Jordan や Magic Johnson らNBAのスター選手たちの姿もありますが、彼らはレコーディングには参加していません。

NBA All Stars are…Magic Johnson, Michael Jordan, Clyde Drexler, Gael MacGregor, Ahmad Rashad, David Robinson,Dominique Wilkins

参加メンバーの名前をずーっと見ていると、懐かしい名前や意外な名前もチラホラ…リトル・リチャード、ポール・アンカ、デヴィッド・キャシディ、モンキーズのミッキー・ドレンツ、女優だと、皇太子がファンだと言ってたブルック・シールズ、「ある愛の詩」のアリ・マッグロウ、その他、マイク・タイソンやらチェビー・チェイス(この人のいた頃の「サタデイ・ナイト・ライヴ」は大好きだった)などなど。60年代サイケ時代のポップ・アートを代表するピータ・マックスはジャケのイラストも担当してます。

このCDには、"Voices That Care" (4:56)、 "Voices That Care" (demo) (4:56) =Warren Wiebeをフィーチャーしたデモ・ヴァージョン、"Messages of Care" (4:33) オケに参加セレヴ34名のメッセージをかぶせたもの、"Voices That Care" (instrumental) (3:36)=メロ入りインスト。ケニーG、マーク・ノップラー参加。の4テイクが収録されています。

イラン・イラク戦争から色々あってこの湾岸戦争→911→近年のイラク戦争(第2次湾岸戦争)という流れは、テレビやネットでその情勢をリアルタイムで見ることができた「身近な戦争」でした。

わたくし的な理想論で言わせていただくと、せっかく1984年から、恵まれない人、困っている人のための音楽界チャリティが盛り上がっていたのに、結局、音楽で「戦争」は止められないんだな~という、わかっちゃいるけどガッカリ感が大きくありました。なので、このCDを見つけた時も「無事に帰ってきて」しか言えないのかよ、という気がして複雑な気持ちで買った(でもやっぱり買ってしまう(苦笑))のを覚えています。だからこの歌、あんまり好きじゃありません。

ブッシュ馬鹿親子大統領二代物語…

長くなりました。この後も湾岸戦争関連がつづきます。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界30 米国之四 [リレー・ヴォーカル 米国]

次のネタは、米国に於けるゴミのリサイクル啓蒙活動チャリティ。主旨は「ゴミを減らそう」「使えるものは再利用しよう」「リサイクル品を買おう」の三原則。1991年4月10日(ナショナル・リサイクリング・デイ)に米MTVでPVがオンエアされたそうな。チャリティ主催は"Take It Back Foundation"

Yakety Yak- Take It Back by Take It Back Foundation

5インチCD(もちろんジャケは36%再生紙のデジパック仕様)とビデオが出ています。

この楽曲は1958年、R&B系コーラス・グループ、ザ・コースターズ (The Coasters) のカントリー・タッチの大ヒット曲。日本では同時期に雪村いづみさんの日本語カヴァー(かなりの意訳)でヒットしました。オリジナル・ヴァージョンの歌詞内容は、この動画みたく「ちゃんと掃除やらお手伝いしないと、週末とか遊びには行かせないわよ!」ってな具合の「おかあさんの口癖的小言」な内容。"Yakety Yak"ってのは「口やかましい」みたいな意味の俗語で、それに応えて "Don't Talk Back"=口答えしないの!がオチ。このリサイクリング・ヴァージョンでは、オリジナル作詞作曲者で1950年代から大活躍のヒット・ソング・ライター・チーム、Leiber & Stoller (代表曲は、エルヴィス・プレスリーの "Hound Dog" "Jailhouse Rock" 、ビートルズもカヴァーした"Kansas City" "Young Blood" "Searchin'" 他多数)の作詞担当、Jerry Leiber氏が、リサイクル啓蒙の概念に合うような内容かつオリジナル歌詞の韻を活かしておちゃめに書き変えています。"Yakety Yak, Take It Back" =再利用!みたいに。楽曲もリサイクル(笑。

参加ミュージシャンは…

Bugs Bunny, Pat Benatar, Natalie Cole, Charlie Daniels, Lita Ford, Dr. John (Yakety voice), Quincy Jones, B.B. King, Queen Latifah, Kenny Loggins, Leiber & Stoller, M.C. Skat Kat, Bette Midler, Randy Newman, TIBI, Tone Loc, Ozzy Osbourne, Brenda Russell, Al B. Sure!, Ricky Van Shelton, Barry White, Stevie Wonder, Yakety Yak.

けっこう大物ぞろい。リーダーは楽曲作者のLeiber & Stollerと Dr. John。演奏はドラムのプログラミングにQDⅢ。SEAWIND のラリー・ウィリアムズがキーボード。ドクター・ジョンがピアノ。

CDには、リレー・ヴォーカルによるシングル・エディット・ヴァージョンとエクステンデッド・ヴァージョンの他に30秒から15秒ほどの参加ミュージシャンのメッセージ(Public Service Announcement=略してPSA=啓蒙用ラジオ・コマーシャルみたいなもん)が26テイクも収録されています。

参加ミュージシャンを見てると、なんか全体的に「がたいがいい」人たち…BB・キングとかバリー・ホワイト、クイーン・ラティファ、チャーリー・ダニエルズ、ドクター・ジョン、オジー…が目立つんで、こういう方たちに「リサイクルしろよ!」って言われ続けると、「はい、すんません」って気にはなる(笑。

PVは、ネット上にみつかんなかったんで、コースターズの80年代映像(訳詩テロップつき)置いときます。


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