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C@R 94 米国 Wake Up Everybody [リレー・ヴォーカル 米国]

2004年。まずはこの年11月2日に行なわれたアメリカ合衆国大統領選挙への積極的な投票を呼びかけるために企画・制作されたリレー・ヴォーカル楽曲。前回2000年の大統領選で当選し、2001年の911を経て、アフガニスタン侵攻、2003年のイラク戦争開始と、自らを『戦争大統領』と称して再選を狙う共和党=ジョージ・W・ブッシュと、民主党からの反戦派リベラル候補=ジョン・ケリーとの戦いでした。

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Wake Up Everybody by Various Artists

楽曲は1975年、フィリーソウルのヴォーカル・グループ、Harold Melvin & the Blue Notesのヒット曲カヴァー。このグループには、『ヒゲ・ダンス』で有名なあのリフのオリジナル「Do Me」などをヒットさせたテディ・ペンダグラス(Teddy Pendergrass)さんも在籍してました。曲を書いたのはこの『チャリティ盤@リレー・ヴォーカル』シリーズでよく名前の出てくる McFadden & Whitehead。いかにもな題名ではあります。プロジェクトの言いだしっぺは Babyface氏と Russel Simmons氏。参加メンバーはR&B系、Hip-Hop系の方々が多いです…

Mary J. Blige, Brandy, Missy Elliott, Eve, Ashanti, Wyclef Jean, Monica, Jadakiss, Musiq, Jamie Foxx, Fabolous, Faith Evans, Jaheim, Floetry, Omarion, Raphael Saadiq, Revrend Run, Nate Dog, Claudette Oritiz, Julia Fordham, Jon B, S5, Mc Lyte, Ben Jelen, Akon, Marques Houston, Kristine W, Bonnie Mckee, Bilal, Miri Ben-Ari, Eillie Lawson, Babyface, Russell Simmons, Jonathan Lewis

Hip-Hop系全開という感じでわたくし的に未知の世界(汗。なぜかジュリア・フォーダム嬢がいるけど…。シングル盤は、ラジオ・オンエア啓蒙用のプロモしか作られてないらしい。で、この楽曲を頭に収録して『ACT (AMERICA COMING TOGETHER)』と『Wake Up Production』という米国の市民団体への支援を目的としたチャリティ・オムニバス・アルバムCDのジャケ表裏が上記の画像。全16トラックのオーディオCDとプロモ・ビデオやメイキングを収録したDVDの2枚組仕様です。PVはYou Tubeのここ。当時の公式サイトはこれ

アルバムにも上記MOBO系ミュージシャンのソロ楽曲が多く、これまたHip-Hop風味全開ですが、それらに交じって、ボニー・レイット姐御の楽曲とか、オノ・ヨーコさんが新録した「Give Peace a Chance 2004」(平うた部分を911の時のことなど、すべて書き換えて、ヨーコさんが朗読っぽく歌ってます。バック演奏は完全にHip-Hop。これはけっこうカッコいい)、レニクラ師匠デビュー期の名曲「Fear」の再録など、わたくし的におなじみミュージシャンもちらほら。ラスト楽曲は、ベイビーフェイス氏のプロデュースで1996年ヒットしたクラプトン御大の「Change the World」。なるほど。

ラス前15曲目の One Sound by TLK, Lady Saw, Wayne Wonder, Don Yute, Farena というラップ全開の楽曲もリレー・ヴォーカルに認定できる楽曲です。

当時、これらミュージシャン勢や、映画「華氏911」のマイケル・ムーア監督を筆頭とする反戦派有名人らに総スカン・キャンペーンをはられていた『戦争大統領』小ブッシュ。こりゃ絶対落ちる(落とす)だろーとわたくしも思ってたですが、豈図らんや、結局僅差で再選されてしまうとは…。アメリカってやっぱ広いんすねえ。ま、今年はこの人、出れないんでとりあえず一安心か(笑。
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