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C@R112 米国 Stop THE MADNESS (1986) [リレー・ヴォーカル 米国]

1985年、時の米国大統領ロナルド・レーガン氏と奥様のナンシーさん=ホワイトハウスがスポンサーとなって、ドラッグ被害撲滅キャンペーンのために作られた楽曲。ナンシー・レーガン夫人は、1982年からアンチ・ドラッグ啓蒙キャンペーンに着手してまして、『Just Say No』というスローガンで呼ばれるそのプロジェクトは後年、ドラッグ問題だけにとどまらず、酒、タバコ、暴力や性的アレコレなど、若年層が誘惑にノリやすそうないわゆる『悪』に対して「ノーと言いなさい」啓蒙プロジェクトとして発展し、1990年代前半にナンシー夫人がキャンペーンの一線から退いた後も、形を変えて米国他の国々に受け継がれているそーな。

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Stop THE MADNESS by Various Artists

プロデュースと楽曲アレンジは、Michael Stokesさんという、米国R&B界では名の知れた方。楽曲書いたのはTim Reid, Michael Stokes, Sharon Barnes, Lathan Armourのみなさん。1985年12月にまず、著名映画スターやスポーツ選手が登場するプロモビデオがオンエアされ、翌年、楽曲のレコード・リリースとなりました。収益は"Entertainment Industrial Council, Inc"という1983年設立のテレビや映画、音楽、漫画などエンタティメント界におけるドラッグや暴力表現に対するガイドラインを示す民間非営利組織、のために使われたようです。参加シンガーは…

Ralph Tresvant (New Edition), Tim Feehan, Whitney Houston, Jon Burford, LaToya Jackson, Kimaya Koepke, Herb Alpert, Linda Stokes & Jackie Ball ( Magic Lady), Steve Arrington, Toni Basil, Tim Feehan, Tata Vega , Andre Crouch, Sandra Crouch

Band
Herb Alpert (Trumpet Soro), Lathan Amour & Chris Andrews (Synthesizer), Charles J. Fearing (Guitar), Terry Santel & Stix Hooper (Percussions)

Chorus
Sharon Barnes, Ricky Bell, Michael Bivins, Keisha Bogan, The Boys, Brian Brody, Jane Brody, Bobby Brown, Cheynne, Deanna D'Amico, Ronnie De Vog, Richard Donahue, David Evan Hahn, Sharon Hall, P. Jamil Howell, Colette Joel, Debra Killings, James Killings, Erick Nuquez, Chris Andrew Pelonis, Miles Ravel, Tori Reid, Shanar Ross, The New Edition, Dwan Smith, Nathan Utz, Shanice Wilson, Tim Wilson

動画はようつべの→http://www.youtube.com/watch?v=Z5zJvX3pIY4
ビデオに登場するセレブな方々は…

Lyle Alzado, Kim Fields, David Hasselhoff, Kareem Abdul Jabbar, Casey Kasem, Stacey Keach, David Kieth, Michele Lee, Daphne Maxwell, John Matuzak, Gerald McRaney, Jameson Parker, Nancy Reagan, Tim Reid, Arnold Schwarzeneggar

PVは、ドラッグ現場ドキュメントぽい映像が使われてますが、大部分は俳優さんたちによる再現ドラマ。その俳優さんたちがコーラスでも参加してます。ハープ・アルパート氏のペット・ソロにつづいて、シンガー組では、かなり若かりしホイットニー・ヒューストン嬢とラトーヤ・ジャクソン嬢が見れたり、「ミッキー(http://www.youtube.com/watch?v=M3Pnx6UdUj0)」の大ヒットだけで有名なトニー・ベイジル嬢ががんばってたりします。パーカスはクルセイダーズ抜けて数年のスティックス・フーパー氏。ビデオのみ出演のセレブ組では、何と言っても4分過ぎ、主役の女の子がドラッグと縁切ることを決めて、ブツやら用具やらを袋につめてゴミ収集車に捨てる…その横でうつうむいてる黄色いヘルメット。女の子が意気揚々と帰って行くのを見て、ちょっと歯並び悪いながら快心の笑顔で『OK!』とうなづく男…アーノルド・シュワちゃん。この頃は「ターミネーター」「コマンドー」で売り出し中でした。『OK!』ってのは捨てたドラッグ転売できるぜ、って意味の『OK!』じゃねーの?とふと思ったほど深い演技です(笑。あと、ファースト・レディ=ナンシーさんのお育ちよさそーな佇まい。ケイシー・ケイスン(ケイサム)氏は、古くからの洋楽ファンなら、「ラジオ関東全米トップ40」(湯川れい子さんとサカイさん、だっけか)でおなじみですね。残念ながらあのお声は聞けませんが3:49にお顔が映ります。

上記画像は米国版12インチ・アナログ・シングル(MCA-23614)。SIDE ONEに4:51ヴァージョン、SIDE TWOには7:09の(Dance Version)が収められています。ここで歌詞読めます→http://www.ep.tc/stopthemadness/ 比較的カンタンな英語詞となってます。このへんの気配り具合は米国人サスガだな、と思います。てなワケで最後に米国のアンチ・ドラッグ・コマーシャル(PSA)をいくつか…

http://www.youtube.com/watch?v=giGkt5oAhT0
http://www.youtube.com/watch?v=nMwxWHaZUro
http://www.youtube.com/watch?v=OLvqP2hptiQ&NR
http://www.youtube.com/watch?v=h9mQ_Lf41NY&NR
http://www.youtube.com/watch?v=dzykVhaEOPg
http://www.youtube.com/watch?v=pVRO_a6pQB8  ←グロ注意。閲覧は自己責任で

おまけ
http://www.youtube.com/watch?v=KFAN3wdlrJg ←犬にまで意見されるよーになると…
http://www.youtube.com/watch?v=rVLhP9CVyTw ←おいおい。これは……
http://www.youtube.com/watch?v=MsklXbvm8yI

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