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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界23 多国籍之四 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

1989年リリースのチャリティ盤に於けるキーワードの一つが「熱帯雨林」。環境保護問題ですな。1989年6月にリリースされた7インチ・シングルがこれ。

SPIRIT OF THE FOREST by SPIRIT OF THE FOREST

熱帯雨林保護のチャリティとして当時 「Gentlemen Without Weapons」 というバンドのメンバーだった Kenny Young氏(この人作の一番有名な作品は、ザ・ドリフターズが1964年に大ヒットさせ、ローリング・ストーンズやビーチ・ボーイズもカヴァーしていた「渚のボードウォーク (Under the Boardwalk)」) が書いた楽曲。レコーディング・セッションはロス・アンジェルス、ニュー・ヨーク、ロンドン、リオ・デ・ジャネイロで行われ、ブラジルの熱帯雨林在住ネイティヴ・ミュージシャンとの録音を交えて完成。欧米各地からの参加ミュージシャンが半端なく豪華です。

LOS ANGELES
Thomas Dolby
Joni Mitchell
Richard Page (Mr. Mister)
Marc Jordan
Mick Fleetwood
Billy Burnett
Belinda Carlisle
Rita Coolidge
Michael Des Barres
Bonnie Raitt
Brian Wilson
Olivia Newton-John
Don, Sweet Pea, & Sir Harry Bowens (Was Not Was)
Ivan Lins
Amy Sky
Peter Bogdonovich (PSA Only)
Charles Fleisher (PSA Only)
plus representatives of ten Indian tribes

LONDON
David Gilmour (Pink Floyd)
Kate Bush
Ringo Starr
Jon Anderson (Yes)
XTC
Fish (Marillion)
Louise Goffin
Chris Rea
Kim Wilde
Mark Brezezicki (Brother Beyond)
Nathan Moore
Sam Brown
Trevor Steele (Escape Club)
Andy Fairweather Lowe
Bruce Foxton
Frank Dunnery (It Bites)
Shikisha
Johnny Warman

NEW YORK
Donna Summer
Iggy Pop
Lacy J. Dalton
Richie Havens
L.L. Cool J
The Ramones
Taylor Dayne
Deborah Harry
Kate Person (B-52's)
Lisa Bonet and Lenny Kravitz
David Clayton-Thomas
Little Steven
Africa Bambaataa
Jungle Brothers
Betsey Johnson (PSA Only)
Andie McDowell (PSA)
Joe Franklin (PSA)
Rich Stevens (PSA)
Richie Stats (Plasmatics)
Holly Vincent (Holly and the Italians)
Dolette McDonald
Raging Hormones

今までのチャリティ盤に名前を連ねてなかった大物が多数います。ベリンダ・カーライル、オリヴィア・ニュートン・ジョン、XTC、サム・ブラウン、イギー・ポップ、デボラ・ハリーなどの名前に反応。リンゴもちゃんとワン・センテンス歌ってます。リンゴが作った「Ring 'O」レーベルに所属していたジョニー・ワーマンの名前も。

1989年のこのプロジェクトに関するプレス・リリース全文が、デボラ・ハリー嬢率いる「ブロンディ (Blondie)」の英文ファン・ページのここにありました。企画意図やファンド先、どのラインを誰が歌っているとかも詳細に書いてありますんでご参照ください。

レコードはA面とAA面になっており、同じ楽曲を歌い手を若干入れ変えたリレー・ヴォーカル・ヴァージョンで、それぞれの面に収録しています。

この楽曲には、結構力の入ったPV映像もあって、たしか以前You Tubeでも見れたと思ったですが、今検索しても出てきませぬ。消されちゃったかな。1992年に、この曲を含めた「EARTHRISE-THE RAINFOREST ALUBUM」という豪華ミュージシャン参加の熱帯雨林保護チャリティ・オムニバスCDがリリースされ、それに併せて同タイトルのビデオとLDも発売されました。その中にこの楽曲のPVも収録されていました。

PVがみつからないから一応曲の感じも紹介しとかなきゃね。密林ぽい鳥の声や雄叫びなどの効果音で始まり、アーシーなリズムにくりかえしの多い素朴なメロディをのせてサビは「おおおおお」という大合唱。わかるかな、わかんねえだろうなぁ(笑。前述の「ブロンディ」のページに、デボラ・ハリー嬢出演の部分だけ抜き出したインタビューを含む1分ちょっとのクリップが置いてありました。ここで、楽曲の一部をちょっとだけお楽しみください。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界20 壱千九百八拾八年 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

1988年リリースのチャリティ盤@リレー・ヴォーカルは、手持ちでは前回ご紹介の君を守りたい by PEACE BIRD '88 ALL STARS しかありません。なぜかこの年だけスカッと抜けてんだよね~。なんでだろ。翌1989年リリースは5~6タイトルあるんだけど。なんか大事なやつ忘れてる気もするので、1988年「これ忘れてるぞ」ってのをご存知の方いらっしゃったらぜひ教えてください。

となるとライヴの方を探しましょ。

まずは、英国で1988年6月6日に行われた毎度おなじみ The Prince's Trust 1988: Rock Gala 。この年はビートル組は不参加、主な参加ミュージシャンは、Eric Clapton, Elton John, Phil Collins, Mark Knopfler, Leonard Cohen, the Bee Gees, Peter Garbriel, Joe Cocker, Wet Wet Wet, Midge Ure, Rick Astley, Howard Jones, T'Pau, Brian May, John Deacon といったところ。フィナーレは前年と同じ With a Little Help from My Friends の大合唱ヴァージョンですが、リードするのは御大ジョー・コッカー!もちろん「心の友」アレンジです。

動画はYou Tubeのここでどうぞ。

次は、これも毎度おなじみアムネスティ。9月2日から10月15日まで英国、仏蘭西、洪牙利、伊太利亜、西班牙、哥斯達黎加、加奈陀、米国、日本、印度、希臘、辛巴威、象牙海岸、伯剌西爾、亜爾然丁と15カ国20公演を行なった「世界人権宣言40周年」を記念するイベント Human Rights Now! ツアー。参加メンバーは、 Bruce Springsteen and the E Street Band, Sting, Peter Gabriel, Tracy Chapman, Youssou N'dour 。各国で Roy Orbison とか Ravi Shankar、Milton Nascimento、Pat Metheny など音楽ジャンル的にもヴァラエティに富んだ顔ぶれがゲスト参加したようです。日本公演でも誰かゲスト出たのかな?ちなみに日本公演は1988年9月7日東京ドーム。事の詳細は英文WIKIのここで。

で、このツアーは、ライヴの始まりと終わりがボブ・マーリィー (Bob Marley) の名曲 "Get Up, Stand Up"だったそうで、動画はYou Tubeのここ。一応リレーしてます。

ファイナル前はボブ・ディラン(Bob Dylan) の"Chimes Of Freedom"。バーズのカヴァーでも有名な「自由の鐘」ですな。You Tubeのここでブルース~トレイシー~スティング~ピタガブ~ユッスーン~のリレーが聞けます。

今回も画像がないぞ。とゆーことで苦肉の策。

Give a Little Love by Boy Scout of America

これは、1988年リリースのBoy Scout of America が USA for Africa に寄付するために作ったCDアルバムでして、自主制作に近いリリースと思います。"Give a Little Love" は Ben Verren という人が200人の米国ボーイ・スカウトたちと一緒に歌ってるアルバート・ハモンド作の曲。その他「The Children of the World」という合唱隊が歌う"We are the World" (バッキングが豪華=Stanley Clarke, George Duke, Phillip Bailey, Steve Smith )とか Bernard Lassiter, Hollye Leven, Tim Stone, Jacqlyn Ruscitti, Gary Foster, The Perri Sisters という全然わたくし知らない人たち(何人か英文WIKIでヒット)がリレー・ヴォーカルする1985年制作の "Give Us a Chance" なんて曲が入っています。

なんでこんなCDアルバムを持ってるかというと、その昔ビートルズが設立した「アップル」レーベル末期にジョージの後押しでデビューした「Lon and Derreck Van Eaton (ロン&デレク・ヴァン・イートン)」という兄弟デュオがいまして、彼らがこの"Give a Little Love by Boy Scout of America "というアルバムのエグゼクティヴ・プロデューサーを務めているんですな。で、自分らの曲も3曲収録してまして、そのうちの1曲はビートルズ・カヴァーの "Getting Better"。 あとの2曲は昔の録音ながら現在もこの盤以外未CD化の曲なんです。とくに "Sweet Music"という曲は、アップルからのデビュー・シングル(1枚きりだったけど)でプロデュースがジョージ。リンゴとジム・ケルトナーがドラム、ギターはピーター・フランプトンという1972年録音の原盤使用オフィシャル初CD化なんです。ビーヲタとしてはおさえてえておきたいCDだったんですな。見せても「フフン」て感じで誰も羨ましがらないけど(笑。このCDや収録曲に関しては今のところネットでも情報みつかってません。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界19.5 各国之実演 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

1987年リリースのスタジオ録音盤@リレー・ヴォーカルはこれくらいしか知りません。チャリティ・ライヴは前年にひきつづき多数企画されてたよーですが。

1987年4月に英国ウェンブリーで行われた Acquired Immuno Deficiency Syndrome (後天性免疫不全症候群=AIDS )患者救済のためのチャリティ・コンサート。
"Stand By Me-AIDS Day Benefit"
George Michael, Elton John, Boy George, Bob Geldof, John Entwistle, Stephan Galfas, Herbie Hancock, Ben E. King, Holly Johnson, Robin Le Mesurier, Jody Linscott, Meat Loaf, Steve Nieve, Zak Starkey, Andy Summers, Kim Wilde, The Lewis Sisters & Paul Lewis...
らを集めて開催されました。ライヴのハイライトを60分収録したビデオも出ています。わたくし未見&You Tube他にも動画ないので詳細不明ですが、フィナーレ "Stand By Me" はたぶん大合唱でしょう。

あと知ってるのは、アムネスティ系 "The Secret Policeman’s Third Ball " (Kate Bush, David Gilmour , Duran Duran, Lou Reed, Jackson Browne, Bob Geldof, Erasure, Nik Kershaw ,Joan Armatrading , Mark Knopfler, Chet Atkins, Peter Gabriel.…) ら参加とかあったですが、リレーヴォーカル発見できず。

で、この年、なんと言ってもビーヲタにとって至福だったのが、 The Prince's Trust Concert 1987 (1987年6月6日)。ジョージ・ハリスン(George Harrison ) が1974年の北米ツアー以来のステージ登場 (ヲタの人たちは1984年12月にDeep Purpleのステージで客演してるだろ、とか言わないよーに)。一緒にステージに上がったのは…
Eric Clapton, Ringo Starr, Elton John, Jeff Lyne, Jools Holland, Ray Cooper,Bryan Adams, Phil Collins, Paul Young, Ben E. King Alison Moyet, Midge Ure, Labi Siffre, Mark King (Level 42), Tony Hadley (Spandau Ballet), Go West, Curiosity Killed the Cat. などなど。
ジョージ楽曲でのもろリレー・ヴォーカルはないですけど、ジョージの後に出て、トリをさらったリンゴの With a Little Help from My Friends が大合唱ヴァージョン。リンゴさんはこの後、スター・ミュージシャンを集めてツアーすると儲かるとゆーことを覚えて、もろこのコンセプトでキャリアをつなげていくことになりますが、それはそれでまた別の話。人生いろいろ。
動画はYou Tubeのここでどうぞ。

あと、日本では Japan Aid 2nd (ジャパン・エイド・セカンド(Ⅱ))っつーのが10月4日に行われてます。東京は立川にある昭和記念公園で。これもノーマークで詳細知らなかったですが、参加メンバーが…
KUNI, TIME MACHINE (from 旧ソ連), QUIET RIOT, GEORGE DUKE with Freddy Washington, Chester Thompson, 西城秀樹, Irene Cara, DIO, JAMES BROWN…
2回目にしてコンセプト崩壊かい?ヘヴィメタ、フュージョン、歌謡曲にR&B…ジョージ・デュークとディオとヒデキとJBって…おまえらの訴求点はどこなんだ?(笑。この時も何かみんなで合唱したならすげえ聞きたい!とりあえず以前ご紹介の STARS by Hear'n Aid を "Dio" が単体で演ってます。

で、もう一個、日本で行われた、その後地道につづくことになるチャリティ・ライヴもご紹介しようと思ったら、充分文章長すぎなことに気づいたので、「つづく」ということで。

画像も一応いれとこ…

普通にみかける "The Prince's Trust Concert 1987" の2枚組LPジャケ表です。UK盤。


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界17.6 八拾六年之実演於日本/米国 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

月日はちょいと流れて、1986年12月20、21日、東京は神宮球場で Japan Aid 1st HURRICANE IRENE というTBS主催、国連平和年事務局公認のチャリティ・イベントが行われました。出演者は国内から、甲斐よしひろ、レベッカ、白井貴子&CRAZY BOYS、サンディ&ザ・サンセッツ。海外組は、Peter Gabriel, Lou Reed, Little Steven and the Disciples of Soul, Jackson Browne & David Lindley, Nona Hendryx, Howard Jones, Youssou N'dour, そしてはるばる旧ソ連から Stas Namin Group.

この海外組面子を見て「Sun City」とけっこうかぶってるな、と思った貴方、スルドいです。「Sun City」参加ミュージシャンの多くが、1986年6月中に米国6都市をツアーで回った Conspiracy of Hope(直訳すると「希望への申し合わせ」?) と呼ばれる人権をテーマにしたライヴ・イベントに参加しました。主催は1961年から活動している国際的な人権擁護団体、アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International )。設立25周年の記念イベントでした。同名のLPも同時期に発売されましたが、こちらは賛同アーティストたちがおのおの曲を持ちよった、ただのオムニバス・アルバムで、リレー・ヴォーカルの楽曲は収録されていません。参考までに、Paul McCartneyは "Pipes Of Peace" を提供。

6公演通じての出演者は、Sting, U2, Bryan Adams, Peter Gabriel, Lou Reed, Joan Baez, The Neville Brothers。あと日によって、Third World, The Hooters, Peter Paul & Mary, Little Steven with Bob Geldof, Stanley Jordan, Joan Armatrading, Jackson Browne, Rube´n Blades with Fela and Carlos Santana, Yoko Ono, Howard Jones, Miles Davis, Joni Mitchell, Jackson Browne, The Police など。詳しくは英文WIKIのここ

このイベントのファイナルでは、どの公演でも、ボブ・ディランが書いた "I Shall Be Released" を出演者勢ぞろいの大合唱だったそうな。ツアー最後の6月15日ニュージャージー公演がMTVで放映されたため、ブートレグ・ビデオや音源は出回っているようですが未入手のため今のところリレー順とか不明です。"I Shall Be Released" といえば、同じアムネスティ主催の1981年英国でのイベント "The Secret Policeman's Other Ball " でも最後にスティング主導でレゲエ・アレンジの同曲を合唱してましたが、あんな感じなのかしらん?

U2のセット最後での Sun City を Little Steven, Nona Hendryx, Rube´n Blades, Lou Reed とリレーする映像はみつけました。You Tubeのここ

で、話を日本に戻しますと、このジャパン・エイド・ファーストは下記画像のようにビデオ発売されました。ビデオ・ジャケ裏側には小さい字で「このビデオによる純益は、UNVERSITY OF PEACEに寄付されます」とあります。国連平和大学のことですな。当時はテレビ放映もされて、わたくしもエアチェックしました。で、まあ結局アムネスティ主導のイベントだったようです。スティングは、これよりギャラのいいライヴのために欠席してあとでアムネスティに叱られた、という未確認情報もネットにありました(笑。


画像は、その日本版ビデオジャケット。

ソ連から参加のスタス・ナミン・グループ (Stas Namin Group) がミョーにツボにハマって、当時神保町にあった(今でもある?)クラシック中心のソ連盤専門のレコード屋さんに探しに行きました。買ったアルバム(82年リリースのたぶんベスト盤)はツマンナかったけど(笑。この時演奏した曲が一曲も入ってなかったんで。放映時のテレビのテロップによると、「76年結成…(中略)…ソビエトで唯一、海外ツアー経験のあるグループで、初めて平和の歌を作ったロック・グループでもある」そうな。この時のバンドの見た目は、優男風のアンチャンとヒゲ面丸顔のずんぐり系おっさん風のツイン・ヴォーカルで、バックは全体、デュラン・デュランしたいんだけど結局アカ抜けない感じ(笑。で、ギターの人はジーパンはいた次元大介でした。すごく真面目に実直に不器用に(当時流行りの)「ロック」な音を出そうとしてて、好感もちました。オンエアされた4曲(正規ビデオにはジョンの「イマジン」のカヴァー一曲だけ収録)を、当時ビデオからカセット・テープに落として車で聞いてたら、同乗してた友達に「こんなの聞いてドライヴしてる日本人は今現在きっと日本中で君だけだろうね」と言われましたが(笑。ライヴの最後はやっぱり「スタシーヴォ!」。

さて、ここでは3曲のリレー・ヴォーカルが披露されます。

You Can Get It , If You Really Want It
ジャクソン・ブラウンのセットの最後で、白井貴子、サンディ&ザ・サンセッツ、スタス・ナミン・グループ、スティーヴ・ジョーダンらを招き入れての演奏。2コーラスめはスタス・ナミンのかっこいい方のお兄さんがリード・ヴォーカルを、3コーラスめは白井貴子とサンディが日本語で歌ってます。久保田麻琴は沖縄音階風オリエンタルなリードギター弾いてるし。白井さんたら寒空でノーブラ?なんかトレーナーの胸元、ポチッとしてる(汗

Sun City
リトル・スティ-ヴンのセットの最後で、ジャクソン・ブラウン、ノナ・ヘンドリックス、スタス・ナミン・グループ、ユッスーン・ドゥール、ルー・リード、久保田麻琴らを招き入れての演奏。リード・ヴォーカルのリレーは、リトル・スティ-ヴン~ノナ・ヘンドリックス~ジャクソン・ブラウン~ノナ~スタス・ナミンのかっこいい方のお兄さん~ルー・リードって感じ。ノナ・ヘンドリックスがかんばってます。

Revolution
ファイナルに選ばれたのはビートルズのカヴァー。甲斐よしひろ、ノナ・ヘンドリックス、ピーター・ゲイブリエル、ジャクソン・ブラウン、ルー・リード、リトル・スティ-ヴン、ハワード・ジョーンズ、ノッコ、サンディ、ユッスーン、スタス・ナミン…そろい踏みです。でもこれは…合唱ですな(笑。ノッコとハワード・ジョーンズが手つないでる。

この3曲のビデオは幸か不幸かYou Tubeにはあがってません。前述のU2の Sun City を見ちゃうと、やっぱカメラワークとか客席の盛り上がりとか今一つ…海外の人にも見て欲しいような欲しくないような(笑。ヒマがあったら捨てアカとってアップしてみよーかな(笑。あと、ハリケーン・アイリーン(HURRICANE IRENE)っていう副題(海外ではこっちの名称で知られてるようです)も意味不明なんすが、誰か詳細ご存知?


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界17.4 八拾六年之実演於英国 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

1986年6月20日。英国のウェンブリー・アリーナで行われたThe Prince's Trust 10th Aniversary Party。"The Prince's Trust "ってのは、英国王室による、自国を担うべき14歳から30歳の若者たちをサポートするためのチャリティ機関。1976年に発足し、1982年からは自国出身者を中心にスター・ミュージシャンを集めてのライヴ・コンサートを催すようになりました。この年はちょうど発足から10年目ということで例年に増して超豪華な出演者となっています。ちなみにライヴが催されたのは1982、83、85年で、この年は4回目。


画像は米国盤LPの中袋から、写真が大きくてみやすいと思って。

この年の出演者の目玉はなんと言っても我らがポール・マッカートニー。で、3曲ほど披露するんですが、ポールもライヴ・エイドに出て、共演者にリード・ヴォーカルを譲ることを覚えたのか(笑、3曲目のGet Backの2番以降をポール・ヤングとティナ・ターナーに譲っています。バッキングのメンバーも超豪華…

Vocals
Paul McCartney, Tina Turner, Paul Young, Bryan Adams, Elton John
Guitars
Mark Knopfler, Midge Ure, Eric Clapton, Joan Armatrding, Bryan Adams, Rick Parfitt, Francis Rossi, Paul McCartney
Piano
Elton John
Keyboards
Howerd Jones
Bass
Mark King, John Illsley
Drums
Phil Collins
Percussions
Ray Cooper

ライヴ映像はYou Tubeのここ。3曲目(6分くらいから)が Get Backです。全編通じてブライアン・アダムスが何か凄く嬉しそうで微笑ましい。この約14ヶ月後に不幸な事故(?)で亡くなってしまうダイアナ妃の腰のシェイクぶりもセクシー…

このライヴは正規にLP化やビデオ化もされてますが、権利関係の都合なのか、なぜか、ポールのライヴ前に出てくるデヴィッド・ボウイ(David Bowie) とミック・ジャガー(Mick Jagger) のDancing In The Streetが完全にオミットされています。この曲は、ライヴ・エイド用のチャリティとして出した、二人のコラボ・シングル(わたくしのルールでは、大物シンガー同士でも二人だけだとそれは単なる「デュオ」なのでチャリティで出してても「リレー・ヴォーカル」という範疇に入れられないので、ご紹介してませんが)ですんで、おまけとしてご紹介しておきます。この二人のバックにポールがいてコーラスしてるっていう絵面も珍しいし。You Tubeのここ

更に、この年の英国でもう一つご紹介しときたいのが、Comic Relief というイベント。ライヴ・エイドに触発された英国の人気コメディアンたちが集まって、1985年にエチオピア飢餓救済と自国の貧困層のために初めたライヴ・イベント・チャリティ・プロジェクト。現在まで、チャリティ先は色々変わるもののつづいている今や老舗となったチャリティ・プロジェクトです。英国のコメディアンとミュージシャンは仲良しというのはビートルズとモンティ・パイソンの昔から不変でして、「Comic Relief」のライヴにはコメディアンだけでなくミュージシャンも多数出演し、バカなこと演ってたり演らなかったり(日本で言うと「オレたちひょうきん族」に有名ミュージシャンがゲストで出たときのノリに近い?)してます。ライヴでのコラボだけではなく、ミュージシャンとコメディアンのコラボでスタジオ録音のシングル・レコードをチャリティのためにリリースしたり、ミュージシャン単体で「Comic Relief」名義のチャリティ・シングルをリリースしたり、と現在までも幅広く機能しているプロジェクトです。いずれ該当の項が来たとき、詳しく触れますんで。

で、1986年は4月の4,5,6日にロンドンで「Utterly Utterly Live!」(直訳すると「しゃべりたおしライヴ(?)」と名づけられたイベントが行われました。コメディアン組は、日本人にはあまり馴染ない人が多いんですが、有名どころでは「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソン(Rowan Atkinson) とか、スパイス・ガールズのビデオ見てるとよく出てくるベン・エルトン(Ben Elton) なんかがいます。この年のライヴに出演したミュージシャン組の主なところは、Kate Bush, Cliff Richard, Howard Jones, Bob Geldof, Midge Ure.

で、1986年にリリースされたこのイベントの模様を収録したライヴ盤LPのSide2、8曲目にFeed The World performed by Bob Geldof and Midge Ureという録音があります。聞いてみると、ちゃんと「Do They Know It's Christmas?」を頭からアコースティックでボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロが交互にリード・ヴォーカルを取りながら進んでゆき、最後の「ふぃーざわーーーるど」のとこから当日出演者と会場の大合唱というベタな展開ではあります(笑。厳密に言うとリレー・ヴォーカルじゃないんすが、なんかリレー・ヴォーカル元祖の楽曲に対して無視できなかったので、いれときます(笑


画像は英国盤LPの見開き内側。表ジャケは文字だけで面白くないので。写真小さいけどなんとなく皆でバカやってる雰囲気はわかってもらえるでしょうか(笑


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界17.2 八拾六年之実演於愛蘭 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

ライヴ・エイドの余波により、1986年はレーベルやら派閥を超えたオールスターによるチャリティ・ライヴが世界各国各地で開催されることになります。

まずは、1986年5月17日、アイルランドのダブリンで開催されたSELF AIDというコンサート。アイルランド系のミュージシャンが多数集まり、てめえの国の25万とも言われた失業者救済をテーマにして、てめえの国をより良くするために行われた14時間に及ぶライヴ・イベントです。このライヴは、アイルランドのテレビで実況放映され、番組中に視聴者から寄付を募る、いわゆるテレソンで数千ポンド集めたそうな。出演者主なところは…(すべて知りたい方は英文WIKIのここ)。

U2, Elvis Costello and The Attractions, In Tua Tuna, Thin Lizzy, The Pogues, The Chiefatains, Chris Rea, Chris De Burge, Clannad, Cactus World News, The Boomtown Rats, The Fountainhead, Van Morrison, Paul Brady, Christy Moore, Paul Doran…

このイベントの模様は「Live for Ireland」というタイトルで2枚組LP、1枚ものLP、2枚組CD、1枚ものCDで収録曲をいろいろ変えて発売されました。

余談ですが、2枚組の方の収録曲で、当時ビートルズの未発表曲として海賊盤好きには有名だった1964年ビートル・ジョン・レノンの名演(現在は「ザ・ビートルズ・アンソロジーVol.1」で普通に聞けます)、リトル・ウィリー・ジョンのカヴァー曲"Leave My Kitten Alone"をエルヴィス・コステロがビートルズ・ヴァージョンそっくりに演奏しててカッコよかった。ちなみに一枚ものの方のコステロ収録曲も、同じくジョンが1974年にプロデュースしたニルソンのアルバム「プッシー・キャッツ」1曲目で演らせてた、ジョンお気に入りのジミー・クリフの名曲"Many Rivers to Cross"をまったりカヴァーしてて、これもまたカッコいいす。

で、この年の1月4日にアイルランドを代表するロック・バンド、シン・リジーのヴォーカル/ベーシスト、フィル・リノット(Phil Lynott)が病気のため36歳の若さで急逝。70年代、80年代にシン・リジーを入ったり出たりしてたニュータイプの早弾きギタリスト、ゲイリー・ムーア(Gary Moore)がリジーのメンバーたちと「シン・リジー」名義で出演し、アイリッシュ・トラッドの超有名曲にしてリジーの初期代表曲でもある"Whiskey In The Jar"をブチかまします。当然、イベント出演者=ボノだのボブ・ゲルドフだのヴァン・モリソンだのクラナドのお姉さんなどがワラワラ出てきての結果的リレー・ヴォーカル・ヴァージョンとなります。

Whiskey In The Jar by Self Aid
ライヴ映像がYou Tubeのここ
この録音は上記のアルバムのどれにも収録されていません。

このプロジェクト収益のいくらかは、フィル・リノットのご遺族にも渡ったとか…エエ話しや…(涙

けっこう、ゲイリー・ムーアって好きなんです。個人的にアイリッシュのギタリストといえば、なんと言ってもロリー・ギャラガー。次にゲイリー・ムーア(ジョージ・ハリスンともお友達で、曲もらったこともあるし、日本公演の後の英国ライヴではクラプトンの代わりしてたし。TWにも呼ばれてた)。"Back on the Street"だっけか、シン・リジー抜けて最初に出したアルバム。白いスーツ着てギターケースぶら下げた地味なジャケのやつ。70年代末。あれは凄かった、ギターうまくて(笑。

画像はアナログLP1枚ものの表ジャケ。

長くなっちゃたので八拾六年之実演シリーズ、小出しにします(汗


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界14.5 各国之実演 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

てな感じで世界的に大チャリティ・ブームとなった1985年の音楽界。当然LIVEコンサートも企画され、英国のバンドエイド、米国のUSA for AFRICAを双頭とする一大イベント「ライヴエイド (LIVE AID)」が開催されました。イベント詳細についてはWIKIのここで見てもらうとして、わたくしがこだわるのはリレー・ヴォーカルです(笑。

まずはイギリス側のトリで歌われた"Do They Know It's Christmas?"
動画はYou Tubeのここ

いきなりポール・マッカートニーとピート・タウンシェンドに肩車されたボブ・ゲルドフという豪華な絵面から始まります。歌いだしはスタジオ・ヴァージョンに参加できなかったデヴィッド・ボウイ。コーラス部分でもザ・フーのロジャー・ダルトリーやクイーンのフレディ・マーキュリー、エルトン・ジョンやらのスタジオ・ヴァージョン不参加組大物が嬉しそうにマイク前に群がって顔突き出して歌っていて微笑ましい。和気藹々な感じ。なお、このライヴ・ヴァージョンは、後に紹介することになる2004年に発表された新録音版「BAND AID 20」シングルCDの3トラック目に収録されています。

次はアメリカ側の、そしてイベント全体のトリとして披露された"We Are The World"
動画はYou Tubeのここ

こちらは出番を終えて引き際にまごつくディランの横でライオネル・リッチーがMCというヘンな絵面から始まります。マイケル・ジャクソン、スティヴィー・ワンダー、ブルース・スプリングスティーン、レイ・チャールズというスタジオ・ヴァージョンで思っきり目立ってた人たちがイベント不参加のため、平歌部分はライオネル・リッチーとハリー・ベラフォンテで地味めにこなしています。サビ以降はクリッシー・ハインド、ジョーン・バエズ、シーナ・イーストン、パティ・ラベルといったスタジオ・ヴァージョン不参加女子組の歌唱が目立っていてスタジオ・ヴァージョンとかなり印象が違う。全体としてはグタグタ?(笑

このイベントでは、英米現地組以外に日本を含む世界各国の(国を代表する)ミュージシャンたちによる予め用意された映像がLIVEイベント中に随時挿入されました。以前ご紹介した、オーストリア、旧ユーゴスラヴィアのリレー・ヴォーカル楽曲の映像も国代表として流された(ノルウェイは"All of Us"という以前ご紹介の"SAMMEN, FOR LIVET"とはまた別の曲で参加)のですが、旧西ドイツは、わざわざ野外会場からのこのイベント用ライヴ版Nackt im Windを用意してきました。
動画はYou Tubeのここ

映像を見た限り、スタジオ・ヴァージョンとまったく同じ顔ぶれでのリレー・ヴォーカルぶりで、やっぱりドイツ人で実直生真面目?(笑

 

「ライヴエイド」イベントの大成功により、この後、複数の有名アーティストを集めてのチャリティ・イベントがどんどん企画されるようになります。ディランがライヴ・エイド中に語った「この収益の一部をアメリカの困窮してる農民にも分けてあげたいなあ」という発言をきっかけに85年に始まったFarm Aidを皮切りに、1986年以降、アムネスティがらみ、アイルランドがらみ、戦争/災害がらみ…などなどのチャリティ・ライヴ・イベントが多数企画され、ほとんどのイベントで、最後は出演者全員有名曲をリレー・ヴォーカルまたは合唱という場面が見られるようになります。

ま、考えてみればこの手のスーパースター・コンサートはウッドストックの昔からたくさんあって、意外なミュージシャン組合わせコラボとか、フィナーレの大合唱とかもよくあったんですけどね。昔は「ジャム・セッション」って呼んだんだよね、そーゆーの(笑。わたくしの得意分野なビートルズがらみのチャリティ限定で思い出しても、たとえば1972年8月末、ジョン・レノンが企画したニューヨークでの障害児施設条件改善のためのチャリティ・コンサート「ワン・トゥ・ワン・コンサート」では、フィナーレのレゲエ・アレンジ"Give Peace a Chance"で共演のスティーヴィー・ワンダーやシャナナがシング・アウトしてたし、1979年12月末(年明けに来日して大麻所持で捕まる直前だい(笑))のポール・マッカートニーがトリをとった「カンボジア難民救済コンサート」では「ロッケストラ」としてデイヴ・エドモンズ、ロニー・レイン、ゲイリー・ブルッカー、ピート・タウンシェンド、ジミー・ペイジ抜きのZEPメンバーやらとコラボしてました。リード・ヴォーカルは全部ポールがとってたけども。そもそもチャリテイ・ライヴの草分けとも言える71年夏のジョージ・ハリスン主催「バングラデシュ難民救済コンサート」でもディランのセットで、ディランとジョージにレオン・ラッセルがベース、リンゴがタンバリンという当時としては豪華な絵面のコラボがありました。

その他チャリティ・コンサート限定での主なものは、英国のコメディアンとミュージシャンたちの出演で1976年からつづく人権アムネスティ系のチャリティ「The Secret Policeman's Balls」とか、同じく英国の王室主催、自国を担うべき若者たちへのチャリティとして1982年から、自国のスター・ミュージシャンを集めてコンサートを催すようになった「The Prince's Trust」、米国では79年の4月、スリーマイル島原子力発電所での大規模事故発生を決起として、同9月に開催された地球環境問題/反核運動を支援するチャリティ・プロジェクト「No Nukes」コンサート(ジャクソン・ブラウンとブルース・スプリングスティーンの"Stay"はカッコよかった)などなど…。ライヴエイド以前にもチャリティ・ライヴでの有名ミュージシャン・コラボやフィナーレ合唱は多かったワケですが、ライヴエイド以降、フィナーレ的な楽曲は参加ミュージシャンのリレー・ヴォーカル形式で歌われる確率が格段に上がっているのでした。

わたくしがこだわるのはあくまでもリレー・ヴォーカルですから(笑、リレー・ヴォーカルヲタとして、できる限りその手の音源フォローに日々邁進していく心積もりではございます。1986年以降のその手音源に関してのいくつかは、おもろそーなネタを揃えているんで後日ご紹介していく予定なんすけど、現在までの20数年間、わたくしが気づいてもいなかったライヴ@リレー・ヴォーカル・ネタは無数にあると思います。もしもこの先、これを読んでくださっている貴方はご存知で、わたくしはひらひらスルーしている、って具合のライヴ@リレー・ヴォーカル音源ネタがありましたら、ジャンルを問わずお教えくださるとすごく嬉しいです。

と、終わろうとしたら、今回また画像が一枚も無いのに気づいてやっぱさみしいので、話の流れ上、元祖チャリティ・ライヴ主催者というご尊敬の念も込めてここはひとつ我らがジョージ・ハリスンのこれを。

コンサートの記録映画「バングラデシュのコンサート」の日本版パンフレット(たぶん再版もの)です。ジョージったら左利きだし(笑。どーすか?


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界12 多国籍之参 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

1985年。まだ何か他にあったよなあ、と思いながらネット検索してたら、あんまし有名すぎて見過ごしていたタイトルがありました…

That's What Friends Are For by Dionne & Friends

85年暮れに往年の大女優エリザベス・テイラーが代表を務めるエイズ基金(American Foundation for AIDS Research )へのチャリティーのためにレコーディングされたこの曲は、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick) とエルトン・ジョン(Elton John)、グラディス・ナイト(Gladys Knight)、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder) によるリレー・ヴォーカルで大ヒットし、1986年1月から全米チャート1位(4週、年間1位)1986年度のグラミー賞優秀デュオ/グループ賞まで獲得しちゃいました。邦題は「愛のハーモニー」。

作曲はあのバート・バカラック(Burt Bacharach)、作詞は当時彼のパートナーだったキャロル・ベイヤー・セイガー(Carol Bayer Sager)。1982年の「ラブ IN ニューヨーク(NIGHT SHIFT)」という映画のために書かれた曲で映画ではロッド・スチュワート(Rod Stewart) が歌っていました。ちなみにこの映画のクロージングテーマで、映画と同タイトルの曲を歌ってたのは、紅一点シンガーでサックスも吹くお姉さん、Rindy Ross嬢を擁するオレゴンのバンド、クウォーターフラッシュ(Quarterflash)。「ミスティー・ハート 」懐かしいな…テレビで映像見てすぐLP買った。サックスを吹く綺麗なお姉さんにはあがらえません、、、

それはそれとして、正直言って、このシングル盤は所有してません。画像はネット拾いもんです(すんません)。このシングル盤なんて数年前までは中古屋の店先に放ってある100円盤箱を漁ればすぐ出てきたもんでした。一応画像スキャンしなきゃなと、この数日何軒かアナログ中古屋で探してみたけどみつかりませんでした。売れに売れてたから楽勝だろうとタカをくくってたんですけど、あたりまえすぎるのかみつかんない…膨大な邦楽洋楽ごちゃまぜのセール箱を全部見尽くす気力もナイ…最近暑いし…

この楽曲はもちろん知ってます。アジア系のお姉さんがいるようなカラオケ飲み屋で何度か歌わされたこともあります。レコード持って無くてもちゃんと歌えた(笑。それだけヒットしてたんでしょうね~。で、特にアジア系のオカマさんには人気のある楽曲なよーで、ハモってあげるとすごく喜ばれます(笑。そもそもチャリティのお題目がそっち系ですし。

プロモビデオはYou Tubeのここ

この録音、近年もディオンヌのベスト・アルバムとかコンピものにもよく収録されているようですが、それらの収益もいくらかはチャリティにまわってんのかしらん?


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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界11 多国籍之弐 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

チャリティ・ブームとなった1985年中、もっとも自分的に「ROCK」を感じさせてくれたプロジェクトはこれですな。

Sun City by Artists United Against Apartheid

南アフリカ共和国における人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対するアーティストたちが集まった反アパルトヘイト・プロジェクト。アパルトヘイトについてはWIKIのここ でしっかり勉強してください。。。わかりましたか?、、、で、この楽曲は、南アフリカ政府が行なっている白人支配の象徴である一大娯楽施設リゾート「サン・シティ」では、俺たち絶対プレイしねーからよ!って内容です。

言いだしっぺはブルース・スプリングスティーンのバックバンドだったE・ストリート・バンドのギタリスト、スティーヴ・ヴァン・サント(リトル・スティーヴン)。最初は4、5人で演るつもりだったのがロック畑、ソウル畑、ラップ畑、ジャズ畑などなどから我も我もとメンバーが集まってきて、結局シングル1枚作るつもりがアルバムにまで発展してしまったそうな。

なにはともあれこの豪華な参加メンバーをご覧ください。例によって英文WIKIよりコピペをもとに裏ジャケの記載順に追加、編集しました。

Afrika Bambaataa, Ray Baretto, Stiv Bator, Pat Benatar, Big Youth, Ruben Brades, Kurtis Blow, Bono, Duke Bootee, Jackson Browne, Ron Carter, Clarence Clemons, Jimmy Cliff, George Clinton, Miles Davis, Will Downing, Bob Dylan, The Fat Boys, Peter Gabriel, Peter Garrett, Bob Geldof, Daryl Hall, Herbie Hancock, Nona Hendryx, Linton Kwesi Johnson, StanLey Jordan, Kashif, Eddie Kendricks, Little Steven, Darlene Love, Malopoet, Grandmaster Melle Mel, Michael Monroe, John Oates, Sonny Okosuns, Bonnie Raitt, Joey Ramone, Lou Reed, David Ruffin, Run DMC, Scorpio, Gil-Scott Heron, Shankar, Bruce Springsteen, Zak Starkey, Ringo Starr, Tina B, Pete Townshend, Via Afrika, Tonny Wiliams, Peter Wolf, Bobby Womack

リンゴがいる!息子のザックも!

あとはもうパンクだメタルだレゲエだ…各界からビッグ・ネームが続々です。「サン・シティ」出演のギャラは破格によかったらしくて、札束に目が眩みけっこう転んじゃったアーティストも多く、当時批判の矢面に立たされたクイーン(このすぐ後にクイーンは今後南アフリカで公演はしないという声明を発表。後の様々なチャリティ・イベントでも異様にがんばってた)を筆頭にロッド・スチュアート、リンダ・ロンシュタット、シカゴ、オリヴィア・ニュートン・ジョン、レイ・チャールズ、アイザック・ヘイズ、カーティス・メイフィールド、フランク・シナトラetcといった既出演組は当然参加してません。ただ一人、ダリル・ホールだけ、80年代初めに出演しちゃったことがあるらしい(笑

掲載写真は日本盤7インチシングルの裏表なんですけど、この「Sun City」という曲には色々とヴァージョンがあって(1980年代中盤以降とはそういう、ダブだのリミックスで一つの曲を様々に料理することが流行った時代でもありました)、まず、プロモビデオでもお目にかかれた普通一般的に耳にしてたヴァージョンは、アルバムのA面1曲目と最初の12インチシングルに収録されてた7'08"ヴァージョン。PVはYou Tubeのここ。04'55"から「ドラム馬鹿2代!」リンゴとザックの2ショットが見れます。あとそのちょい前にジャクソン・ブラウンと2ショットでコーラスしているお姉さんは、ノン・クレジットですが当時彼のガール・フレンドだったハリウッド女優のダリル・ハンナ(Darryl Hannah)嬢。後の「キル・ビル」の片目アイパッチ・ナースコスプレのお姉さんです。すんません、好きなもんで。

アルバムB面1曲目の「Sun City VersionⅡ」(5'11")=ギターが前面に出た所謂ロックぽいミックス=とも違う7インチシングル・エディット(5'09")ヴァージョンは、頭のRun DMCから始まるラップ部分をばっさり切って、マイルスのラッパ~サビ~デヴィッド・ラフィン~パット・ベネター~という流れになってます。後に出てくるラップ部分もカット。一般大衆ラジオ向けということなんでしょうが、かなり印象が変わってなんだか緩め。Hip-Hopというジャンルはこの頃まだありません。B面は"Not So Far Away"というA面の音源を色々いじくったいわゆるダブ・ヴァージョン。

少し後に出た12インチシングルには「Sun City (Last Remix)」(9'37")という、当時最先端のサンプリングやらスクラッチを多用したよりダンサブルなヴァージョンを収録。これは今でもかっこいいす。B面も7インチシングル盤のB面と同じタイトルながら倍以上長くなってます(7インチ5'54"、12インチ12'30")。

で、集まりすぎたアーティストたちを存分に活かすためにアルバム一枚、同じテーマで作っちまえ、ということになり、コラボの嵐となります。中でもB面2曲目のLet Me See Your I.D.  は参加者の中のラップ系アーティストのリレー・ヴォーカルで、本来ここで詳しく触れなければいけないのですが、とりあえず長くなりそうなのでパス(汗。3曲目Struggle Continues はジャズ系大御所のコラボ、4曲目Silver & Gold でのKeith Richards, Ron Wood とBonoのコラボは、その手好きの人にはたまらないのでは。

なお、このプロジェクトの収益は、The African Fundという1966年からアフリカの自立を支援している在米のチャリティ機関に委託して支援のために使われる、と明記されています。

てなわけで最後に、PV中に注釈が出て、今誰が歌ってるとか、誰がサン・シティでプレイしたとか、いちいちヘンな効果音とともに薀蓄を教えてくれるおせっかいな動画。完全版ではなく5分くらいなんだけどYou Tubeのここ




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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界08.5 他各国 [リレー・ヴォーカル 多国籍&実演他]

1984~85年のアフリカ飢餓救済チャリティ関係でわたくしが持っているレコードはここまでなんですが、調べてみると、世界各国で同時期に色々出ているようです。

2004年にライヴ・エイド20周年記念で開催された Live 8オフィシャル・ページや各国Wikipediaによると、リレー・ヴォーカルらしきものは…

★旧ユーゴスラヴィア
Za Milion Godina (FOR A MILLION YEARS)  by YU ROCK MISIJA
7インチ、12インチシングル。プロモビデオはYou Tubeの ここ ここ。英文Wikipediaの解説は ここ

:追記:
入手しました。詳細はこちら

★ノルウェー
SAMMEN, FOR LIVET by Forente Artister
12インチアルバム。プロモビデオはYou Tubeの ここ
参加アーティストはここからコピペ。一部編集)。もちろん誰も知らないっす(汗…

Performer [Øvrige Musikere]
Bent Patey , Brynjulf Blix , Geir Holmsen , Geir Langslet , Jon Christensen , Ketil Guldbrandsen , Lasse Hafreager , Marius Müller , Paolo* , Per Hillestad , Per Kolstad , Rolf Graf , Rolf Løvland , Svein Dag Hauge
Producer
Nils Bjarne Kvam
Technician
Bengt Eriksen , Inge Holst Jacobsen , Roger Valstad , Rune Lindquist , Rune Nordal , Tore Tambs Lyche
Vocals
Alex , Amund Enger , Anita Hegerland , Anita Skorgan , Anne Danielsen , Anne-Grehte preus , Banana Airlines , Benedicte Adrian , Bente Lill Viste , Beranek , Bjørn Eidsvåg , Bjøro Håland , Bo , Casino Steel , Claudia Scott , Creation , Eivind Rølles , Eldar Vågan , Elisabeth Andreasson , Erlend Anthonsen , Finn Kalvik , Frank Aleksandersen , Freddy Dahl , Frode Rønli , Gudny Aspaas , Halvdan Sivertsen , Hanne Krogh , Hege Schøyen , Helge Gaarder , Håkon Iversen , Ina Tangerud , Inger Lise Rypdal , Ingrid Bjørnov , Jahn Teigen , Jan Dahlen , Jan Eggum , Jannicke , Jonas Fjeld , Kari Gjærum , Karin Krogh , Ketil Stokkan , Kine Hellebust , Lage Fosheim , Lasse Hafreager , Lillian Askeland , Lynni Treekrem , Mai-Britt Andersen , Marit Mathiesen , Marius Müller , Olav Stedje , Ole Hedemann , Ole I'Dole , Per Øystein Sørensen , Pete Knudsen , Randi Hansen , Rolf Vingsternes , Sidsel Endresen , Suzanne Fuhr , Svein Hovland , Terje Storli , Terje Tysland , Torstein Flakne , Tove Karoline Knutsen , Trond Granlund , Trond Ingebretsen , Turid Pedersen , Viggo Sandvik Hansen , Wenche Myhre , Åge Aleksandersen
Written-By
H. Sivertsen , Å. Aleksandersen

★フィンランド
MAKASAMME VELKAA c/w ETIOPIUMIA KANSALLE by Apua! Orkesteri
12インチシングル。詳細不明。

★オーストラリア
THE GARDEN by AUSTRALIA TOO
7インチシングル。プロモビデオのわずかな断片がYou Tubeの ここ(笑。
参加アーティストは…(Live 8オフィシャル・ページよりコピペ編集)ざっと見た感じ、知ってる名前が無い(汗…

Laurie Allen , Dave Allenby , Serina Andrew , Johnny Ashcroft , Lissa Barnum (Vitabeats), Kevin Bennett (Moving Pictures), Keith Blinman, Bobby Bright , Allan Caswell , Stuart Cowell, Smokey Dawson , Leanne Douglas , Pat Drummond , Jon English, Mort Fist , Renee Geyer , Eric Grothe, Mick Hamilton, Alan Hawking, Wayne Horsburgh, Bob Hudson, Marc Hunter , Karen Johns, Dan Johnson, Col Joye, Genni Kane, Gay Kayler, Kelly Jan , King Kevin, Sally King, Anne Kirkpatrick, Roger Knox, Vic Lanyon, Darcy Leyear, Rose Marie, Lawrie Minson, Mike McClellan, Nev Nicholls, Sharon O'Neill, Doug Parkinson, Gordon Parsons, Reg Poole, Cowboy Bob Purtell, Bruni Riley, Doug Rowe, Alex Smith (Moving Pictures), Terry Smith, Ivy Somerfield, Don Spencer, Jean Stafford, Judy Stone, John Swan (Swanee), Buck Taylor, Kathy Thomson, John Wallis, Manny West, and Sand Williams.

Musicians
Charlie Boyter, Bob Butler, Roger Corbett( Bushwackers), Jimmy Duke-Yonge (Bullamakanka), Russell Dunlop, Phil Emmanuel, Tommy Emmanuel, Mick Hamilton, Marcus Holden, Leon Isackson (Mighty Guys), Paul Jenkins (Bullamakanka), Johnny Marshall, Lawrie Minson, Hugh McDonald, Doug Rowe, Ian Simpson (Flying Emu), and Darcy Wright

:追記:
入手しました。詳細はこちら

★ハワイ USA
The Way of Love by Hawaii For Africa
7インチ、12インチシングル。プロモビデオ有。詳しいのは ここ
参加アーティストは…(Live 8オフィシャル・ページよりコピペ編集)。セシリオ&カポノの人がいるような気がするけど。

Robert & Roland Cazimero, Henry Kapono , Danny Couch, 故Mackey Feary, 故Loyal Garner, Karen Keawehawaii, Melveen Leed, Nohelani Cypriano, Jay Larrin, Kapono Beamer, Martin Pahinui, Danny Kaleikini, Melinda Caroll, Jerry Santos, Haunani Apoliona, Na Leo Pilimehana, Palani Vaughan, Irmgard Aluli & Puamana, Malani Bilyeu, Frank Hewett,Brother Noland, Brickwood Galuteria 他

:追記:
入手しました。詳細はこちら

★南アメリカ
CANTARE, CANTARAS (I Will Sing, You Will Sing) by HERMANOS
7インチシングル。プロモビデオはYou Tubeの ここ
参加アーティストは…(Live 8オフィシャル・ページよりコピペ編集)。ヴィッキー・カー、フリオ・イグレシアス、ホセ・フェリシアーノ、リッキー・マーティン(メヌード)…欲しい。

Maria Conchita Alonso, Cantinflas, Irene Cara, Vikki Carr, Veronica Castro, Gal Costa, Celia Cruz, Placido Domingo, Emmanuel, Jose Feliciano, Vicente Fernandez, Miguel Gallardo, Lucho Gatica, Julio Iglesias, Jose Jose, Rocio Jurado, Valeria Lynch, Lucia Mendez, Menudo (Including Ricky Martin), Miami Sound Machine, Amanda Miguel, Ricardo Montalban, Palito Ortega, Pimpinela, Jose Luis Rodriguez, Pedro Vargas, Diego Verdaguer 他

:追記:
入手しました。詳細はこちら

★イタリア
VOLARE by Music italia Per L'Ethiopia
12インチシングル。詳細不明

:追記:
入手しました。詳細はこちら

★デンマーク
Afrika' written by Nanna with various Danish artists
詳細不明

さて、これらのレコード、わたくしが生きているうちにいくつ巡り会えるのでしょうか…(笑。巡り会えましたら随時追加していきます。

とりあえず次回でアフリカ飢餓救済チャリティ関係は一段落なんですが、この後もなんだかんだとチャリティ盤けっこうありますんで、お好きな方々、今後ともよろしくです。

一枚も画像がないのもなんなんでネット拾いもんのノルウェー盤画像置いときます。

クレームあったらすぐ消します(汗。

あとおまけで、この時代ではなく、おそらく後年の録音になるのでしょうが、「We Are The World」関連の興味深かったクリップをYou Tubeから二発ほど。

★スイス
パンク版リレー・ヴォーカル・ヴァージョンは ここ
★台湾
美しいリレー・ヴォーカル・ヴァージョンは ここ


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