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C@R127 日本 怒りのグルーヴ(震災編) (1995) [リレー・ヴォーカル 日本]

1993年7月12日の「北海道南西沖地震」で壊滅的な被害を受けた奥尻島支援のために、「お前ら募金しろ!」のキャッチフレーズで「一人フォークゲリラ」を日本各地でくりひろげた泉谷しげる氏。前回ご紹介した札幌での小田和正氏、桑田佳祐氏、忌野清志郎氏とのコラボは、翌年3月に長崎で行なわれた、1991年6月の雲仙普賢岳火砕流被災者救援コンサートでは、4氏に加えて、さだまさし氏、浜田省吾氏なども加え、お互いのヒット曲を演奏しあう「スーパーバンド」プロジェクトに発展。当時のビッグネーム・ミュージシャン多数を巻き込みつつ、1994年8月16日の「日本を救え '94」(東京日本武道館)→http://www.youtube.com/watch?v=Xnh5CQl4LSs や1996年の「日本をすくえ '96 IN KOBE」(神戸ワールド記念ホール)につながっていきます。

そんな中、1995年1月17日の阪神・淡路大震災被災者救済のためにリリースされたのがこの楽曲。

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怒りのグルーヴ by 嘉門達夫 chorus 泉谷しげる 大江千里

皆様よくご存知の嘉門達夫氏(震災時のエピソードはwikiでどーぞ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E9%96%80%E9%81%94%E5%A4%AB )が救済のために立ち上がり、イズミちゃんと大江千里氏も立ち上がります。なにわともあれ、楽曲聴いてください→http://www.youtube.com/watch?v=lKgDfc0BqEM

イズミちゃんと大江千里氏はコーラス扱いですが、かけあいは充分リレー・ヴォーカル(笑。とにかく歌詞がよい。正しくロックです!たとえば…

★地震直後のテレビで「東京は大丈夫か?」 その前に阪神地区をなんとかせー
★活断層の地図を見ながら学者が喋る「もともと危険な所だったんです」 早う言え先に言えー
★村山総理が来たのはスイスの犬より遅かった 首相官邸はスイスより遠いんかボケー
★自衛隊が動き出したのが地震発生4時間後 もっと早よ指示出せ!早よ助けたれー
★各国からの救援申し込み相次いだ 救助犬や医療団ありがたいこっちゃけど「許可を受けて無いからダメ」「検疫通ってないとダメ」そんなこと言うてる場合かー
★マスコミのヘリコプターの音がうるさくて 助けを求めてる人の声が聞こえへんやろボケー
★なんとか助け出された人にレポーターが「大丈夫ですか?」大丈夫ちゃうから運ばれとるんじゃー
★火災現場のレポーター「見事に焼けています」見事とはなんちゅうー表現するんじゃー
★白髪のニュースキャスター焼け跡をバックに「まるで温泉場のようです」なにぬかすんじゃーボケー
★村山総理地震の翌日経済界要人と昼食パーティしてる暇あったら現地をなんとかせー

ってな具合。言えそうで言えないストレートさに大拍手。村山富市内閣総理大臣さんは当時日本社会党の人。やっぱり国内の大規模災害に対して「なんとか主義」は別にして、救助隊(現在はまあ自衛隊です)を速やかに出動できない政府首脳は困るわな。

そんなこの3インチ・シングルCD(VICTOR VIDL-10686)は1995年7月21日発売。「このCDによる収益は全て日本赤十字社を通して阪神大震災被災者の方々に寄付させていただきます。」「96年6月にはその実績金額の御報告を致します。」とジャケ表裏に明記されています。カップリングは『怒りのグルーヴ 』~宗教編~~おとぎ話編~~団塊の世代編~の3テイク。~宗教編~では、当時世間を騒がせてた「オウム真理教」とその報道に対して、~団塊の世代編~は、団塊の世代の方の立場で怒りをグルーヴさせておられます(笑。
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