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C@R 97 英国 A TRIBUTE TO JOHN PEEL [リレー・ヴォーカル 英国]

2005年11月リリースのCDシングル。前年10月25日に65歳の若さで亡くなってしまったジョン・ピール(John Peel)氏への追悼盤として発表されました。

ジョン・ピール氏は、ビートルズのメンバーたちと同世代の英国人。1960年代前半は米国で過ごし、英国に帰国した1967年、海賊放送局でのDJを経て、その後永らく英国BBCで数々のロック番組のパーソナリティを勤めた人物。70年代、80年代にわたり、その時々の才能ある有望新進アーティストを逸早く紹介、番組内でライヴ演奏の場を提供するなど、英国ロック・シーンを牽引していた一人。英国内にとどまらず世界中のミュージシャン、リスナーから「伝説的DJ」として慕われていました。詳しくはWIKIのここでどうぞ。

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EVER FALLEN IN LOVE (WITH SOMEONE, YOU SHOULDN'T'VE)? by Various Artists

楽曲はピール氏のお気に入りバンドのひとつ、70年代後半パンク黎明期に活躍したバズコックス(Buzzcocks)の名曲。セックス・ピストルズ、クラッシュに代表される「ざけんなこのやろー」的な当時のパンク・ムーブメントの中で『恋しちゃいけない相手と恋に落ちたことあるかい?』というロマンティッキーな「ロミオとジュリエット」的テーマを性急な演奏と青春の苛立ちヴォーカルでメロディックに歌うパワーポップな傑作です。元祖青春パンク本家バズコックスの演奏はYou Tubeのここ。しかしバズコックスってバンド名はいつ聞いても笑ってしまふ…。よく付けたなあ。

そして、このトリビュート盤に参加したミュージシャン…

Roger Daltrey (The Who), The Datsuns, The Futureheads, David Gilmour (Pink Floyd), Peter Hook (New Order, Joy Division), Elton John, El Presidente, Robert Plant (Led Zeppelin), Pete Shelley, The Soledad Brothers

オリジナル歌唱のピート・シェリーやニュー・オーダーのメンバーに加えて、ロジャー・ダルトリー、ロバート・プラント、エルトン・ジョン、デイヴ・ギルモアとパンク・ムーヴメント以前の世代のビッグ・ネームが並ぶのもジョン・ピール氏の人望でしょう。

こちらのPVはYou Tubeのここ。PVでは映像にあわせてSEやヴォーカルがダビングされていますが、CDには入っていないのでロジャー、エルトン、プラントの歌声がはっきり聞き取れます。このPV、甘酸っぱくも切ないっすねー。エルトンの似顔絵はともかく(笑。最後に出てくる男の子は、ヒキコモリなのか、それとも何かの病気で外に出れないのか…

5インチ・シングルCDに追悼ヴァージョンとバズコックスのオリジナル・ヴァージョンの2テイクが収録されており、ジャケ裏には、CDの収益はピール氏が賛同していたアムネスティ・インターナショナルに寄付されます、と明記されています。

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