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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界50 英国之拾六 [リレー・ヴォーカル 英国]

1997年8月3日夜半から4日早朝にかけて、カリブ海に位置する英国領の小さな火山島、モントセラト(Montserrat)島で、もっとも大きな火山であるスーフリエールヒルズ山(Soufrière Hills)が噴火。3度にわたる大規模な火砕流により、無人島になる恐れもあるという程の大規模な被害となったそうな。

ザ・ビートルズの現役時代にずっとレコーディング・プロデューサーを務めていたジョージ・マーティン (Sir George Henry Martin CBE)氏は、1979年、このモントセラト島に自分のレコーディング・スタジオ(AIR Studio)を建設。ポール・マッカートニーの「タッグ・オブ・ウォー」、ポリスの「ゴースト・イン・ザ・マシーン」、ザ・ローリング・ストーンズの「スティール・ホイールズ 」などなどの名作アルバムがこのスタジオで録音されました。が、1989年9月のハリケーンにより島はほとんど壊滅状態となり、スタジオも破壊されてしまいました。その後1995年の火山噴火、そしてこの1997年の噴火と、復興を期する島民を打ちのめすように災害がつづいていた1997年の9月15日、この地に愛着を抱くジョージ・マーティン氏が発起人となり、救済基金集めの為にロイヤル・アルバート・ホールでコンサートが開かれます。

「モントセラト島救済コンサート(Music for Montserrat)」と名づけられたこのコンサートには、ポール・マッカートニー、スティングをはじめとして、スタジオにゆかりのある有名ミュージシャンたちが無償で駆けつけました。主な参加ミュージシャンは…

Arrow, Mark Knopfler, Jimmy Buffett, Paul McCartney, Eric Clapton, Phil Collins, Sting, Elton John, Carl Parkins.

このコンサートの模様はビデオとして発売され、収益は島の復興のために寄付されました。その初版のオマケとして付いていた5インチ・シングルCDが今回のチャリティ盤@リレー・ヴォーカル楽曲です。

Hey Jude by MUSIC for MONTSERRAT

コンサートのトリに登場した我らがポール氏のラス前曲。ポールとエルトン・ジョン、スティングでリード・ヴォーカルを分け合っています。ドラムはフィル・コリンズ、ギターにはエリック・クラプトンとマーク・ノップラー、サー・ジョージ指揮のフル・オーケストラと合唱隊、カール・パーキンスやもちろんレイ・クーパーの姿も。これは豪華。動画はYou Tubeのここでどうぞ。

ビデオのジャケは↓

現在はこのビデオ版より5曲(カール・パーキンスの「ブルー・スェード・シューズ」、ジミー・バフェットの「ヴォルケーノ」、マーク・ノップラーの「ブラザー・イン・アームス」、エルトンの「 リヴ・ライク・ホーセズ」、クラプトンの「ブロークン・ハーテッド」)増えた「完全版」のDVDがリリースされています。ちなみにこのビデオのオマケCDには、あとフィル・コリンズの「テイク・ミー・ホーム」とマーク・ノップラーの「マネー・フォー・ノッシング」が収録されています。

ついでに、これ(ピアノにジュールス・ホーランド氏がいるのを見逃さないように)と、わたくし的に年の瀬になるとふと口づさんでしまうこの曲も貼っとこ。


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