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チャリティ盤@リレー・ヴォーカルの世界34 独逸之鋼鉄 [リレー・ヴォーカル 欧州]

1990年再統一されたドイツでは政情不安の中、若年層中心のネオ・ナチズム台頭で、軟弱に見える長髪野郎に対する襲撃事件が起きたり、ヘヴィ・メタル/ハード・ロックの音楽性、ファッションを「暴力的」と決めつけて、スポイルしようとするテレビをはじめとしたメディアの圧力など、ヘヴィメタ系に対する風当たりが強くなっていたそうな。そんな風潮に対するアンチ・テーゼとして1991年、ドイツのそっち系バンドが結集してレコーディングされたのがこの曲(以上、日本盤ライナー・ノーツの要約)。

LET LOVE CONQUER THE WORLD by GERMAN ROCK PROJECT

もともと前述のような経緯でのプロジェクトですので、純粋なチャリティ盤ではないのですが、売り上げの10%を熱帯雨林保護のために寄付したとか。ドイツは酸性雨被害の深刻な森林が多いことでも有名。

参加ミュージシャンは…

Thunderhead, Coracko, Joal, Chroming Rose, Pink Cream 69, Victory, Oona, Heavens Gate, Doro, Casanova, Gamma Ray, Velvet Viper, Domain, Michael Weikath

画像は日本盤5インチ・マキシ・シングルCDのジャケ(ポリドール POCP-1193)。ネット上では音源、動画ともみつからず。楽曲はスローなバラード調でサビ合唱の王道です。曲を書いたのはトム・ハーゲン (Tom C Hagen)て人と作詞を手伝った「ラオス」ってバンドのグドラン・ラオス(Gudrun Laos)。”トム・ハーゲン”ってのは映画『ゴッドファーザー』でコルレオーネファミリーの相談役だったドイツ系アイルランド人の名前だわな…関係ないけど。CDには"Radio Edit"、"Metal Version (with 18 Guitar Solos)"、"Acoustic Edit" の3テイク収録。ドイツではアナログ7インチもリリースされました。

例によってこの頃のジャーマン・メタルなんて全然知らないゆえ、上記のミュージシャン名がバンド名なのか個人名なのかも分からない始末です(苦笑。「ガンマ・レイ」ってのは聞き覚えあるよーな…。ただ、10歳年下のそっち系好きギタリストにこのCD見せたところ「ああー、○○がいる!、××も、△△もっ!!!」ってコーフンしてたので、その世界では名のある方々かと。

2track目に収録の "Metal Version (with 18 Guitar Solos)"は、12分44秒もありまして、数えてみるとちゃんと18人のギタリストがソロ演ってます。聴き応えあります。

今回、ぜんぜん動画リンクないんで、全然関係ないけどビートルズの1966年西ドイツ公演での "Rock & Roll Music"置いときます(汗。


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